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夢幻水滸伝
第三百二十六話 七州掌握その十三

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「戦うで」
「そうしますね」
「ほなな」
「これからは」
「あの二人とな」
 そしてというのだ。
「二州をな」
「掌握しますね」
「そうするわ、敵より強くなる」
「それも圧倒的に」
「そうなることこそがな」
 まさにというのだ。
「戦に勝つ要因や」
「トウェイン君はその為に内政にも力を入れていますし」
「そや、やっぱり戦は避けられん」
 それを行わずにことを進め達成することは出来ない、トウェインはこのことをよくわかっているのだ。
「そやからな」
「ここはですね」
「まだや、連中が攻めてきたら迎え撃って」
「撃退しますね」
「そうして攻められると思ったらな」
「攻めますね」
「そうするけどな」
 それでもというのだ。
「今はな」
「まだですね」
「戦うことはな」
 それはというのだ。
「ないわ」
「スタインベック君達とは」
「そや、あと東部にはな」 
 アメリカ東部の話もした。
「進出せんで」
「あくまで西部ですね」
「まずは西部を統一してな」 
 そうしてというのだ。
「そこからな」
「東部ですね」
「あっちにはメルヴィルがおってな」
 もう一人のアメリカの神星の者である彼の話をした。
「おそらくあいつがな」
「東部を統一しますね」
「そやからあっちにはな」
「進出しないで」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「わい等は西部に専念する」
「その統一に」
「それからや」
「東部ですね」
「そうなる、アメリカ統一もな」 
 これもというのだ。
「やってくで」
「将来は」
「ああ、結構先になると思うが」
「統一については」
「今は少しずつでもな」
 それでもというのだ。
「ことをや」
「進めていきますね」
「そうするわ」
 こう言うのだった。
「それでや」
「アイオワのミッチェル君をですか」
「仲間に引き込むで」
「そうしますね」
「あとミズーリのオニールもな」
「州と共に調べたうえで」
「仲間にする為に動くで」
 次の戦略はもう決まっていた、それに基づいてだった。
 トウェインは仲間達と共に動きはじめた、七州を掌握して満足せずまた次の動きに移ったのであった。


第三百二十六話   完


                 2023・10・15
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