第二十四章
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「一気に仕掛けるぞ」
「そうだ。ここは頼むぞ」
「じゃあ渡さん」
タツロットもまた紅のところにやって来た。
「僕達も」
「そうだね。エンペラーフォームなら正面突破も不可能じゃないね」
紅もやる気になっていた。
「それじゃあ。今から」
「行くぞ」
次狼が先陣を切ろうとする。
「渡、御前は後ろを持て」
「うん」
あえてもっとも強い彼を後詰にしてそのうえで突破しようとする。後詰は彼と登が務めようとする。突破役は残る五人だ。それで窮地を乗り越えようとするが。
その時だった。不意に赤いバイクがやって来た。緑のバイクもだ。
「やいやいやいやい!」
「侑斗、間に合ったぞ!」
そこにはそれぞれライダー達がいた。一人は赤い右手の剣を振り回しているライダーでもう一人は緑の重厚な外見のライダーだ。彼等がそれぞれ戦場に来たのだった。
「良太郎、祭りだ祭り!」
「モモタロス、祭りだなんてそんな」
「これだけ楽しい奴等がいて祭りじゃねえわけないだろ!」
ライダーから二つの声が聞こえてくる。
「いいからやるぞ、いいな!」
「うん、とにかく闘うのはね」
「デネブ、一気にキバ達と合流するぞ」
「そうだ、そうするべきだ」
デネブは桜井の言葉に頷いていた。
「ここは一気に突破だ!」
「よし!」
こうして二人のライダーはそれぞれのバイクでレジェンドルガやネオファンガイアの陣を突破せんとする。紅達もそれを見て一気に動いた。
「渡、合流しよう」
すぐにラモンが言った。
「ここはね。すぐにね」
「そうだね。電王と合流してね」
彼はこう言ってラモンの今の言葉に頷いた。
「そのうえでまた闘おう」
「うん、そうしよう」
「あの人達が電王だったんだ」
正夫は彼等の姿を見ながら述べた。
「そうだったんだ。あの人達が」
「詳しい話は後だよ。とにかく今は彼等と合流しよう」
「わかったよ、パパ」
彼等もまた動いた。そうして電王、ゼロノスと合流する。そこにまた思いも寄らぬ者達が来たのだった。
「渡、生きとったか!」
「健吾さん、まさかデンライナーで」
「そや!助けに来たで!」
手にファンガイア用の銃を持って来たのだった。
「何かファンガイアめっちゃ増えとるやないか!」
「名護君、無事だったみたいね」
「恵、君も来たのか」
「結婚する人放っておくなんてことしないからね」
名護の横に来て言った言葉だった。
「だから私も」
「済まない」
名護はその恵に対して一言で礼を述べた。
「それではだ」
「ええ、やりましょう」
二人並んでの言葉だった。彼等の絆はこの時代でも健在だった。
そしてこの二人だけではなかった。もう二人来ていた。
「私達も」
「やるわよ」
「待て」
力はそ
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