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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第167話
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18:00――――――



”逆しまのバベル”消滅後、ゾア=ギルスティンとの戦いで瀕死の重傷を負い、パテル=マテルによる治癒があったとはいえ、傷が治り切っていなく、逆しまのバベルから脱出後意識を失ったルーファスはウルスラ病院に搬送され、ルーファスの身を心配して救急車に搬送されるルーファスに同行したラピスを除いた並行世界の面々は合流した”オリヴァルト皇子”達と共に元の世界に帰還するリィン達の見送りをしようとしていた。



〜クロスベル・港湾区〜



「改めてにはなるが、私達の世界のリィン君達を救ってくれた上この世界に送り返してくれた事……アルノール皇家――――――いや、帝国の全国民を代表して感謝の言葉を述べさせてもらう。本当にありがとう――――――並行世界のリィン君達。」

「恐縮です。それに並行世界とはいえ”イシュメルガ”が俺達の世界で現れた時点で、俺達で対処する必要があったのですから、俺達は当然の事をしたまでです。」

”オリヴァルト皇子”の感謝の言葉に対してリィンは恐縮した様子で答え

「その件についても感謝している。本来は私達が倒すべき相手だったのに、並行世界である君達に任せてしまったのだからね……」

「しかも話によるとあたし達の世界の”全ての元凶”はそちらの世界の”全ての元凶”を滅ぼした直後に現れたのでしょう?実質”全ての元凶”を連戦で滅ぼした上、”全ての元凶”と同化していたリィンどころか、クロウやミリアムまで救うなんて”偉業”には正直脱帽するわ。」

リィンの恐縮に対して指摘した”オリヴァルト皇子”は複雑そうな表情で答え、シェラザード皇子妃は苦笑しながらリィン達を見回した。

「まあ、僕達の場合は”そちらの僕達”の時と違って戦力が圧倒的に充実していたというのもありますが、僕達が”全ての元凶”の元に辿り着いた時点で既にリィン達が決着がつけていましたからね。」

「”剣帝”や”槍の聖女”どころか、異世界の様々な異種族、女神や魔王、挙句の果てには”本物の空の女神”までシュバルツァー達の味方とか、戦力がチート過ぎるだろ、そっちの世界のシュバルツァー達は。」

「そして幾ら内戦の直後とはいえ閣下による”国家総動員法”によって更なる強化をされた帝国を相手に圧倒的な勝利をした所か、共和国をも呑みこんだ異世界の大国――――――”メンフィル帝国”は凄まじい強国ですね………」

「しかもあの盟主(グランドマスター)を討った上、私とアリアンロード以外の”蛇の使徒”達も全員暗殺して結社を崩壊させるなんて、とんでもないわね……」

シェラザード皇子妃の指摘に対してヨシュアは苦笑しながら答え、”レクター”は肩をすくめて苦笑しながらリィン達を見つめ、”クレア”はリィン達から聞かされたリィン達の世界の”
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