第167話
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テル”と”ヨシュア”は真剣な表情で小声で話し合い、
「……お前の方はいいのかよ、並行世界とはいえど、かつての”相棒”に話したい事とかあるんじゃねぇのか?」
「いいのよ。レンの相棒(パテル=マテル)はあくまでレンの世界のパテル=マテルであって、並行世界のパテル=マテルは違うし………それに例え世界は違えど、相棒(パテル=マテル)が健在で”レンの相棒”である事を知る事ができた事だけでも十分よ。」
「レン………」
複雑そうな表情で確認してきた”アガット”の言葉に対して苦笑しながら答えた”レン”の答えを聞いた”エステル”は心配そうな表情で”レン”を見つめた。
「それにしてもルーファスさん側の仲間として力を貸していたのが君達だったなんてね……」
「フフ、不思議な縁だな。」
「?何だかナーちゃん達の事を知っているような口ぶりだね〜。」
「まさかそちらの世界では、既に”そちらの俺達”との面識があるのか?」
エリオットは興味ありげな表情でスウィンとナーディアを見つめ、ガイウスは静かな笑みを浮かべて呟き、エリオット達の反応が気になったナーディアは首を傾げ、スウィンは若干驚いた様子で自身の推測を確認した。
「ああ。実は最終決戦の時に帝都の状況を私達が知る必要があったのだが……その時に偶然互いの目的が一致して私達に協力してくれた人物――――――ヴァン・アークライドという人物が君達に帝都と繋がっている地下道の探索と帝都に潜入して帝都の状況を探ってもらうように手配してくれたのさ。」
「へ〜、そっちの世界ではそんなことがあったんだ〜。それにしても懐かしい人の名前が出て来たね、スーちゃん。」
「ああ………確かにたくさんの”借り”があるヴァンの依頼なら、俺達も請けただろうな。」
「あら……まさか貴方達もヴァンさんとの知り合いだったとはね。」
アンゼリカの説明を聞いたナーディアは興味ありげな表情で呟いた後懐かしそうな表情を浮かべてスウィンに視線を向け、視線を向けられたスウィンは静かな笑みを浮かべて頷いて呟き、”レン”は目を丸くして呟いた。
「レン?」
「その”ヴァン・アークライド”という人物はもしかして君の知り合いでもあるのかい?」
”レン”の反応が気になった”エステル”は首を傾げ、”ヨシュア”は不思議そうな表情で”レン”に訊ねた。
「ええ。3年前リベル=アークでレンがエステル達から逃げた後、マイスターの紹介で一時的にお世話になった人よ。結社――――――ノバルティス博士からレンが逃げ切られるように匿ってくれた上、レンがクロスベル入りするルートを確保してくれたのもヴァンさんよ。」
「ええっ!?それじゃあその人はレンにとって”恩人”にもなる人なんだ……」
「ふ
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