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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第125話 ガツガツカレーを完成させろ!祐斗VSウォータイガー!!後編
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染め上げていく、暫く切り合うとお互い体から大量の血を流していた。


「一気に決める!」


 僕は最後の力を火り絞ってウォータイガーの胴体を斬り付けた。だが奴は攻撃を受けながらも僕の右足を噛みついてくる。


「しまっ……っ!?」


 そしてそのまま地面に叩きつけてきた、凄まじい衝撃に脳が揺れる。そして奴は休む間もなく
もう一度僕を地面に叩きつけようとした。


「ぐっ……うおおおぉぉぉぉぉぉっ!!」


 僕は自分で自身の右足を斬って強制的に脱出した。


「龍鎚閃・惨!」


 僕は空中から太刀の切っ先をウォータイガーの脳天に突き刺した。奴は痛みで暴れるが僕は決して太刀を話さなかった。


「僕だって強くなるんだァァァァァァァァっ!!」


 そしてトドメに更に深く差し込んだ。するとウォータイガーはフラフラと体を揺らして遂に地面に倒れてしまった。


「ぐぅ……」


 そして僕も同じように横たわる、このままじゃ死ぬ……でももう動けないや……


 僕はそのまま意識を闇の中に溶け込ませていった。



―――――――――

――――――

―――


「ん……ここは……」
「祐斗、目が覚めたか!?」
「イッセー君?」


 意識が戻った僕が最初に見たのはイッセー君の顔だった。周りには僕を心配する皆がいた。


「祐斗君、良かった!」
「心配したし!」
「ティナさん、リンさん……」


 僕は抱き着いてきた恋人二人を優しく撫でた。足も元に戻ってる、アーシアさんが治してくれたんだね。


「イッセー君、僕は……」
「安心しろ、あの勝負はお前の勝ちだ。まあ実際は引き分けたみたいなもんだが……」
「そっか……」


 イッセー君の言葉に僕は自分の未熟さを思い知らされた、コレが一人だったら僕は確実に死んでいただろう。情けないな……


「でもな祐斗、お前は自分で考えて行動してウォータイガーを追い詰めたんだ。大したもんだよ」
「あっ……」


 イッセー君はそう言って僕の頭を撫でた。その優しさに僕は泣いてしまいそうになる。


「反省点はあるだろうがお前は間違いなく強くなった、よくやったよ」
「……うん、ありがとう。イッセー君」


 僕はイッセー君にお礼を言った。まだまだ未熟だけど僕はもっと強くなりたい、これからもイッセー君の背中を追いかけようと強く誓うのだった。


「祐斗先輩、コレを食べてください。この島で取れた食材で作ったスープです」
「わあ、美味しそう……!」


 小猫ちゃんが渡してくれた器には美味しそうなスープが注がれていた。一口飲んでみると濃厚なコンソメの味が口い
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