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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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 土曜日の午後、たっ君のお家に伺うという約束をしていて、駅前で待ち合わせをして、二人で歩いて向かった。私は、朝から緊張していて、繰り返し初対面の挨拶を復唱していた。ばっちゃんにはたっ君のお家に初めて行くこと、向こうのお母さんに会うことを打ち明けていたので、チェックのワンピース姿で、私にとっては、いつもよりスカートの丈が少し長いめ・・・。

 泉希ちゃんチの横を進んで行って次の筋を入ったところ、ウチと同じように木の塀が続いていてお店があって、その横の木戸を入って玄関だった。迎えてくれたのはたっ君のお母さんで、着物姿で髪の毛は上に結い上げていて、私には、キリッとしているように見えていた。

「こんにちは 水島実海です 初めまして」と、なんとか声が出せて

「いらっしゃい うん やっぱり 絢の面影あるかもね」

「みんなに よく 言われます 口の悪い人には お母さんの方が色が白くて美人だったっとかも」

「ふふっ はっきりしてるのね 絢も言ってたわ 自分の思ったことは 真直ぐに進む子だって 前向きで・・・でも、ブレーキがきかない時もあるので、心配ってネ」

「う〜ん ・・・ いつも 反省することばっかりです」

「そして 素直な子で そこだけは 良い子なのよってもネ あのね 私 あなたにお会いしたかったのは お礼を言わなければと思ってたの 絢にこの子を託したでしょ あの時、この子はひきこもりがちで・・・ だけど、あなた達 島のみんなで仲良くしてくださって 特に、みゅうみゅんには いつも 元気をもらえるって報告してきていたわ この子は変わったわー 積極的になってー あなたのお陰なの ありがとうございます」

「そっ そんなー だって たっ君は優しくて、勉強も出来たから みんなの人気者だったんですからー ガサツな島の男の子と違ってー」

「そう? でも 戻って来てからの帯士は 見違えるように 溌剌として 私は、感謝してるのよ 絢に あなたにも」

「ウチも 良かったぁーって思ってます こっちでも 元気にサッカーなんかも・・良いお友達もー」

「そうみたいね 私が今日 聞きたいのはね あなたの目的が帯士を追ってここに来たのかよ! だって 絢は聖女学院に入れるんだって言ってたから・・反対を押し切って桜中に行ったのよね 帯士が居るから?」

「お母さん そんなこと・・」と、たっ君は焦っていたようだった。

「・・・ 最初の 動機はそうでした。たっ君のこと・・・ 好きなんです・・・ でも・・・半分は、たっ君が傍に居てくれたら もっと みゅうみゅんは・・・私も色んなことができるんじゃぁないかと 島では出来ないこと だから、おとんもまわぁまんまーも説得して・・それに、こっちで素敵な仲間が出来たから、一緒に進みたいと思ったんです」
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