第三百二十六話 七州掌握その六
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「質もな」
「大事ですね」
「そや」
まさにというのだ。
「その両方で他勢力を圧倒する」
「スタイン達を」
「仇名やな」
「はい、友達同士やさい」
「そう呼んでるか」
「私はエリカと呼ばれてます」
エリカは微笑んで話した。
「それで仲えんですが」
「そうなんやな」
「しかし」
それでもというのだ。
「今は敵同士なんですよね」
「そやから戦うしかないな」
「はい、やがては」
「七州を掌握したらな」
「そうなりますね」
「そやからな」
だからだというのだった。
「今はこっちの世界ではな」
「敵として対することですね」
「そうや、そしてや」
そのうえでというのだ。
「今はな」
「七州を掌握して」
「その内政も整えるで」
「わかりました」
「あとカナダには絶対に入らん」
モンゴメリー達がいるこの国にはというのだ。
「あっちはあっちで統一を進めてな」
「内政をしていますね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「カナダの方には一歩もな」
「足を踏み入れない」
「カナダはカナダや」
トウェインはきっぱりと言い切った。
「アメリカやない」
「そやからですね」
「絶対にな」
「足を踏み入れず」
「そしてや」
そのうえでというのだ。
「七州の掌握にや」
「力を入れますね」
「そうしてくわ、碧ちゃん達なら一気にやってくれる」
間違いなくというのだ。
「そやからそろそろそれからのこともな」
「考えていきますか」
「そうしよか」
こうした話もしてだった。
トウェインは碧達の七州の掌握を見つつその掌握した領土の内政を進めていき豊かにそして安全にしていった。
瞬く間にアイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州、ノースダコタ州、サウスダコタ州が完全に掌握されてだった。
「そうか、ミネソタもか」
「ミシシッピー川に達したけえ」
碧はロサンゼルスに状況報告に来ていた、そして視聴者のレストランで共に昼食を食べつつトウェインに笑顔で話していた。
「それでこれからはじゃ」
「ああ、川を渡ってやな」
「ミネソタ州を完全に掌握してじゃ」
そしてというのだ。
「ウイスコンシン州もじゃ」
「掌握してくれるか」
「そうするけえ」
「そうか、しかし五州はあっという間やったな」
「人口が少なくて宣伝が聞いてじゃ」
それでとだ、碧は特大のハンバーグステーキを食べつつ話した。トウェインも食べているが五百グラムはある。
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