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夢幻水滸伝
第三百二十六話 七州掌握その四

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「碧ちゃん古代の超兵器探してるな」
「地下世界にあるという」
 ヘミングウェーが即座に応えた。
「この世界が石になり海に沈む前にですね」
「開発されて使われてたな」
「その兵器ですね」
「それをな」
「探しておられますね」
「ほんまにあるかどうかも謎やが」
「見付けて欲しいですね」
 ヘミングウェーは心からこの言葉を出した。
「ほんまに」
「ああ」
 トウェインも頷いた応えた。
「是非な」
「それが戦に使えるので」
「そして何でも色々な技術が用いられてるそうやしな」
「その技術も用いたいですね」
「是非な、碧ちゃんにはそっちもな」
「頑張って欲しいですね」
「そやな、あと五人には差し入れもな」
 トウェインはこちらの話もした。
「時々でもな」
「していきますね」
「四人は色々なジュースやお菓子を主にな」
「それで国木田さんにはですね」
「お菓子は紅葉饅頭でな」
 こちらでというのだ。
「広島風のお好み焼きもな」
「差し入れますね」
「碧ちゃんの好物らしいからな」 
 どちらもというのだ。
「生牡蠣と並んで」
「それで、ですね」
「そうしたもんをな」
「差し入れますね」
「差し入れはな」 
 これはというのだ。
「当然やな」
「出すべきですね」
「無駄遣いもあかんがケチもあかん」 
 トウェインは言い切った。
「そやからな」
「だからですね」
「ここはな」
 是非にというのだ。
「差し入れもな」
「しますね」
「そや、ただ碧ちゃんは逆ナンは止めて」
 誰彼なく婿にならんかと声をかける悪癖はというのだ。
「あの四人はさぼらん様にな」
「目を離さないですね」
「そうするで、それでな」
 そのうえでというのだ。
「やってくで」
「そうしたことは当然ですね」
「そのうえでな」
「七州をですね」
「掌握するわ、スタインベック達が気になるが」
 それでもというのだ。
「連中はわしが牽制してるさかいな」
「介入はさせないですね」
「そや、それで連中を止めてる間にな」
「勢力を拡大させますね」
「そうしてくで」
 こう言うのだった。
「ええな」
「はい、ここは」
「七州は広大な農園が多い」 
 このこともだ、トウェインは話した。
「そやから農業はな」
「このままですね」
「代々的にやってもらってな」
 そうしてというのだ。
「農作物を輸送する鉄道や車道をな」
「整えますね」
「そうしてな」 
 そのうえでというのだ。
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