暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第5章】エクリプス事件の年のあれこれ。
 【第6節】背景設定5: 宇宙の成り立ちと魔法の原理について。
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来は「サードコアの人為的な顕現」を目的として造られたモノでしたが、実際には、その「失敗作」でした。
 そのため、エクリプスウイルスの感染者たちは、みな、イネートコアとリンカーコアが不自然な形で癒着してしまっており、その「癒着」ゆえに、ISにも魔法にも分類できないような特殊な能力を行使することができたのです。
 しかし、その癒着は大変に「不自然」なものなので、決して長続きはせず、やがては必ず体内で二つのコアは融合を起こしてしまい、即座に「自己対滅」が起きます。

【この作品では、「第1章 第5節」にも書いたとおり、『リンカーコア同士は「無理に」融合させると、「対滅(ついめつ)」を起こして双方ともに死ぬ』という設定で行きます。
 その節では、あくまでもリンカーコアの話をしているので、「二人の人間がともに」という表現になっていますが、これと同じことを、同一人物のリンカーコアとイネートコアでやってしまうのが「自己対滅」なのです。】

 おそらくは、『サードコアを顕現させるために、他の二つのコアを人為的に動かす』という考え方だったのでしょうが、その意味では明らかに失敗作です。
(ただし、ハーディス・ヴァンデインは、ごく短時間ではありますが、融合機の力を借りて現実にサードコアを顕現させていたのかも知れません。)



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