【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第5章】エクリプス事件の年のあれこれ。
【第6節】背景設定5: 宇宙の成り立ちと魔法の原理について。
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ておきましょう。
まず、「イネートコア」は腹部にあり、万人が例外なく、生まれた時点ですでに「顕現」しています。胎児のうちにこれが顕現しないと、死産になってしまうからです。
(もちろん、決して『死産のすべてがこの原因によるものだ』という訳ではないのですが。)
そして、イネートコアが「成長」すると、健康で生命力の旺盛な人物となり、さらに「開花」すると、ISが使えるようになります。
このコアは本人の基礎生命力と密接に結びついたコアであり、一般にISホルダーが女性ばかりなのも、基礎生命力は「基本的に」女性の方が上だからです。
(ただし、あまりにもISを使い過ぎると、基礎生命力が削られすぎて、不妊や短命になる確率が高くなってしまうようです。)
イネートコアの顕現率は100%ですが、成長と開花については遺伝情報に依存する割合が大変に高く、また、リンカーコアの顕現が「イネートコアの開花」の絶対必要条件となります。
(つまり、「魔力を全く持っていないISホルダー」は実在しません。)
次に、「リンカーコア」は胸部にあり、生まれつきその資質を持っている小児の場合は、一般に4歳か5歳で「顕現」します。つまり、リンカーコアが半実体階層にまで浮かんで来て、「外部からの観測」が可能となるのです。
だから、リンカーコアの有無は、大半の場合、6歳児の集団検診で確認できます。
(なお、リンカーコアの顕現も「多少は」遺伝情報が関与しているようです。)
このコアが「成長」すると、強い魔力の持ち主(魔導師)になれます。
そして、リンカーコアの「開花」は、まだ正式に確認された事例は無いのですが、おそらくは、「とんでもないレベルの」魔導師となります。
これを花に喩えて「開花」と呼ぶ理由は、『肉体から溢れ出した魔力はそのまま可視化されて、あるいは翼のように、また、その数が多ければ「花芯から伸びた花弁」のようにも見えるはずだ』と想定されているからです。(←重要)
最後に、サードコア(セレスティアルコア)は頭部にあると言われていますが、現状では、まだ「オカルト分野」の存在であり、これを顕現させたのが、いわゆる「異能者」です。
(推測でしかありませんが、おそらくは、サードコアの顕現が「リンカーコアの開花」の絶対必要条件となっています。つまり、「とんでもないレベルの」魔導師は、理論上、全員が異能者であるものと考えられます。)
異能者に関する言い伝えは幾つもありますが、いずれも「真偽不明の伝説」の域を出るものではありません。
(一説によれば、「最初の〈ゆりかご〉の聖王」も、異能者だったそうです。)
なお、サードコアの顕現に遺伝情報が関与する割合は、おそらくは、ほぼゼロであるものと考えられています。
また、エクリプスウイルスも、本
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