【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第5章】エクリプス事件の年のあれこれ。
【第5節】キャラ設定5: アンナとリグロマ。
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また、さらに二歳年下のオルディナも同じように、90年の第38回大会には12歳でIMCSに初出場します。
そして、双子のファルガリムザ姉妹が91年の第39回大会を最後に19歳で競技選手を引退した後、新暦92年からは、また新人選手たちも加わって、ジュゼル(16歳)とオルディナ(14歳)は二人してナカジマジムを再び盛り上げて行くことになります。
(なお、ファルガリムザ姉妹は競技選手を引退した後、そのまま「プロの世界」へ進み、92年には「テミストス興行」に入社して、テラニスの後輩になりました。)
一方、アンナは88年の暮れに、その年から選手となった妹のジュゼルと入れ替わるようにしてIMCSの選手を引退した後も、そのままナカジマジムに残り、(その実績と美貌ゆえに)コーチ兼「広告塔」として活躍を続けていました。
また、同88年の夏からは、当時15歳で「スバルと同棲中」のラディスリィ・パモレスカ少年も、体を鍛え直すためにナカジマジムに通っていました。
そして、翌89年、ラディスリィはリグロマに才能を見出されて、まずは一般の「インストラクター資格」を取り、90年の春には、「一般会員向けの指導員」として改めてナカジマジムに就職。スバルの庇護の許から、ようやく独り立ちしたのでした。
その後、ジュゼルは95年の第43回大会を最後に、19歳でIMCSの選手を引退し、オルディナもまた、97年の第45回大会を最後に、19歳でIMCSの選手を引退しました。
そして、97年の春、オルディナの引退に半年あまり先駆けて、リグロマ(40歳)が「一身上の都合」と称し、唐突に会長職を引退してしまうと、92年の「秘密出産」によって、すでに一女の母となっていたアンナ(28歳)がその跡を継ぎ、ナカジマジムの「三代目会長」となります。
その後、リグロマは(ノーヴェと同様に)二度とIMCSの表舞台にその姿を現すことはありませんでした。
【後に、リグロマはミッドチルダから完全に姿を消してしまうことになるのですが、それは、また全く別の物語です。】
また、オルディナも、アンナやジュゼルと同様に、選手引退後もジムに残って後進の育成に努めることにしていたのですが、母リグロマからの勧めに従って、翌98年の春には、20歳で早々とインストラクターのラディスリィ・パモレスカ(25歳)と結婚し、その後は、とても幸福な家庭を築きました。
【一方、アンナは、ジュゼルやオルディナとは全く対照的に、その後もなかなかに「波乱に富んだ人生」を歩むことになるのですが、それもまた全く別の物語です。】
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