暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第5章】エクリプス事件の年のあれこれ。
 【第5節】キャラ設定5: アンナとリグロマ。
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をナカジマジムに誘ったのでした。
 リグロマは元々、この業界には戻らないつもりでいたので、ミカヤからの誘いに対しても、最初のうちは『乗るべきか、(いな)か』と悩んでいたのですが、何日かして、『やはり、自分にはこの道しか無いのだ』と決意を固めます。
 こうして、81年3月。3歳になった一人娘オルディナの世話を母親に頼み、リグロマはナカジマジムに就職しました。
 彼女自身は本来、格闘型の選手ではなかったのですが、それでも、格闘型の選手たちを相手に名トレーナーとして活躍し、同じ時期にナカジマジムに参加したマネージャーらとともに、ノーヴェやミカヤの負担を大幅に減らして行きます。
(これによって、81年からは、コロナも再び競技選手の方に専念できるようになりました。)


 なお、「プロローグ 第5章」よりも、少し先の話になりますが……。
 新暦82年の夏、リグロマ(25歳)は、見学でジムに来ていた「一卵性双生児のファルガリムザ姉妹」プラスニィとクラスティ(10歳)の才能を目ざとく見出(みいだ)すと、彼女らの両親に直談判(じかだんぱん)をして彼女らをジムに入会させた上で、特別枠を組んで、この双子を自分と同じ「(こん)の使い手」として育成し始めます。
 そして、83年の末に、アインハルトとミウラとリオ、三人もの「花形選手」が一斉に引退してしまうと、業界では「ナカジマジムの今後を危ぶむ声」も上がりましたが、翌84年には、リグロマはいよいよこの双子姉妹をIMCSの第32回大会に出場させて、そんな声を一気に吹き飛ばしました。

【ちなみに、「キャラ設定2」でも述べたとおり、82年から83年にかけては、当時はまだ「だいぶ線の細い体」をしていたカレル・ハラオウンも、もう少し体を頑丈なモノにするため、同じ学校の先輩であるアンナも所属するナカジマジムに(かよ)わされていたのですが、どうやら、同い年のプラスニィやクラスティにも全く(かな)わなかった経験があるようです。(苦笑)】

 また、リグロマは84年の3月には、丸三年間も実家に(あず)けっ(ぱな)しにしていた一人娘のオルディナを、ようやく自分の手元に引き取りました。
(後日、オルディナは「6歳児の集団検診」でリグロマ以上の魔力の持ち主であることが判明しました。)
 そして、リグロマは翌85年の10月には、「理由(わけ)あって引退したノーヴェ」の(あと)を継いで、ナカジマジムの「二代目会長」となったのでした。
【この頃のノーヴェについては、「背景設定7」にまとめておきましたので、そちらを御参照ください。】


 また、さらに先の話になってしまいますが……。
 アンナの七歳(ななつ)年下の妹ジュゼルは、姉の後を追うようにして、88年の第36回大会には12歳でIMCSに初出場しました。
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