【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第5章】エクリプス事件の年のあれこれ。
【第5節】キャラ設定5: アンナとリグロマ。
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IMCSに出場。そのうち6回は都市本戦にまで出場」という設定で行きます。つまり、「地区予選の段階でミカヤを負かしたことがあるのは、リグロマとミウラの二人だけ」という設定です。
なお、73年の第21回大会では、ミカヤは(79年のミウラと同様に)初出場でいきなり都市本戦の二回戦まで勝ち進んでおり、当時は『これはまた、大変な新人が現れたものだ』と大いに話題になっていました。】
リグロマは、最終的には体をだいぶ痛めてしまった形で競技選手を引退しましたが、その際に、人間関係の破綻を主な原因として、今まで所属していたジムとも完全に縁を切りました。
そして、翌77年、業界にはもう二度と戻らない覚悟で、一般人の男性と結婚。翌78年の春には早速、21歳で一女オルディナを産みましたが、80年の夏には、夫の不倫が原因で早くも離婚してしまいます。
リグロマは失意のうちに、2歳になる娘を連れて実家に戻りました。
場所は、「タナグミィ地方(広義の首都圏地方)」の北端部、北の大運河に面した「中核都市ノムルゼア」の旧市街です。
彼女の実家はそれなりに裕福で、実母も継父も種違いの弟妹も揃って温厚な人柄だったため、幼い娘を連れて出戻っても、さほど居心地が悪くはありませんでした。相当な額の慰謝料もあるので、『しばらくは働かなくても、生活には全く困らない』といった状況です。
それでも、やはり、いい年をした大人がいつまでも親の厚意に甘え続けていて良いはずはないでしょう。
(ただでさえ、継父とは血のつながりが全く無いのです。)
【なお、リグロマの実母は生粋のミッド人ですが、実父は生粋のデヴォルザム人でした。
二人はミッドで出逢っていきなり恋に落ち、すぐに結婚して一女リグロマをもうけたのですが、夫の暴力が原因でまたすぐに離婚。リグロマがまだ物心もつかないうちに、彼女の実父は「離婚した元妻への悪質なストーカー行為」を繰り返したため、ついには「国外退去命令」を受けて本国に強制送還されてしまいました。
リグロマの魔力は父親譲りのものですが、あまり「男を見る目」が無いのは、どうやら母親譲りのようです。
(なお、リグロマの母親の再婚は、本人の意思とはあまり関係が無く、「周囲の勧め」にそのまま従ったものでした。)】
年が明けて、離婚から半年が経ち、自分なりにようやく気持ちが落ち着いて来ると、リグロマもぼちぼちと職を探し始めたのですが、いかんせん、魔導師になれるほどの魔力がある訳でも無く、今まで普通の会社で働いた経験も全く無いので、なかなか「自分にも勤まりそうな仕事」が見つかりません。
そんな折り、ミカヤはふとした偶然から「かつての強敵」が今はそんな境遇に置かれていることを知って、迷わずリグロマ
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