【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第5章】エクリプス事件の年のあれこれ。
【第3節】同81年の10月以降の出来事。(前編)
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卵子融合〉による子作りを決意しました。
二人はまず、はやての忠告に従って〈エクリプス事件〉の熱が冷めるまでの間、慎重に人目を避けることにしました。入院先も、まだ一昨年に開業したばかりの、クラナガン東部郊外にある管理局直営の「局員専用病院」です。
(ギンガとチンクも、今ではエリオも、こちらに収容されています。)
【ちなみに、この81年には、後に「リンカーコア研究の第一人者」となるグラスト・ブラーニィ魔導医師もまだ19歳で、一介の研修医でした。
また、新暦90年に「フェイトの現場担当補佐官」となり、93年には「グラストの妻」ともなるマルセオラは、この当時まだ9歳で、入院中の祖父(この春に70歳で定年退官したディアス・タグロン元広域捜査官)のお見舞いに、しばしば祖母とともにこの病院を訪れていました。
(外見上は「9歳当時のなのは」ともよく似た感じの美少女なのですが、『実は、彼女はここで、リハビリ中のフェイトやその付き添い役のグラストとも出逢っていた。また、入院中のエリオや彼を見舞いに来たキャロとも面識を得ていた』という設定です。)】
そして、なのはとフェイトが半年ほど入院している間にも、一般の世間では、さまざまな出来事がありました。
まず、今年もまた、10月上旬には、IMCS第29回大会の「都市本戦」が始まります。
リオ(12歳)は、今回が都市本戦初出場で、それなりに緊張もしていたのですが、陸士訓練校を「半年の短期プログラム」で卒業したハリー(17歳)が、例の三人娘を連れてリオの選手控え室まで応援に来てくれたため、だいぶ緊張が解けました。
そのおかげで(?)1回戦は、見事に勝利を飾ります。
【なお、他の1回戦は、描写を省略します。】
しかし、後日、リオは2回戦で、シード選手の「老練なる」グラスロウ・エベローズ(18歳)に無念の判定負けを喫しました。
単純な「力比べ」なら、もちろん、リオの方が勝っていたのですが、グラスロウは「ラウンド制ならではの時間の使い方」や「リングの上でのポジショニング」など、「試合の上での技術」という面ではリオをはるかに上回っていたのです。
【なお、他の2回戦は、描写を省略します。】
そして、ベスト8による3回戦の組み合わせは、以下のとおりとなりました。
アインハルト(14歳)対グラスロウ(18歳)
ザミュレイ(19歳)対クヴァルゼ(14歳)
ヴィクトーリア(19歳)対テラニス(18歳)
シャンテ(16歳)対ヴィヴィオ(12歳)
第一試合では、アインハルトが、リオの仇討ちとばかりに圧勝しました。
第二試合も、ザミュレイの貫録勝ちです。クヴァルゼは、巧みな技術で善戦しましたが、ついに及びませんでした。
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