【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第5章】エクリプス事件の年のあれこれ。
【第2節】エクリプス事件の決着。
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ランドールでは〈カレドヴルフ・テクニクス本社、襲撃事件〉が起きて、トーマ(15歳)の過去の因縁が明らかとなります。
実のところ、5年前の「遺跡鉱山崩壊事故」の時点では、トーマもまだ10歳の小児で、親たちから詳しいことは何も聞かされていませんでした。
しかし、CW社のグレイン・サルヴァム会長は、過去にかなり悪辣なこともやって来た人物で、多方面から怨みを買っていたようです。
トーマの故郷を破壊した二人組の犯人は、〈CW本社、襲撃事件〉の最中に、『五年前の一件は、グレイン・サルヴァム個人への報復でもあった』と語りました。
しかし、具体的に『どのあたりが、どういう意味で報復だったのか』については何も語らぬままに、その二人組はとうとう〈自己対滅〉を起こして爆死してしまいます。
そのため、本社ビルはほぼ全壊してしまいましたが、グレイン会長は普段から本社にはいないので、彼自身は全くの無傷でした。
この一件で、ギンガとチンクは一連の戦闘の際に、民間人を庇って深手を負い、戦闘を継続できなくなってしまいました。
ギンガはやむなく、左のリボルバーナックルをスバルに託して、チンクとともに戦線を離 脱し、ミッド首都東部郊外の「局員専用病院」へと搬送されていきます。
(そして、これ以降、スバルは「左右の」リボルバーナックルを完全に使いこなせるようになったのでした。)
また、9月に入ると、再びハーディスがその姿を現わし、主戦場は〈管8フォルス〉の第三首都クラドモクスの郊外に移りました。
【なお、ヴァイゼンの首都ジェランドールは、ヴァイゼン第一大陸の東端部に(ミッドの首都圏ともほとんど時差の無い場所に)あります。
あの日、ハーディスは、そのジェランドールから東へ時差が2時間ほどもある洋上へ、ミッド東端部の拘置所から自力で個人転送をした後、かねてからその洋上に準備させておいた船に乗って、その「東の大洋」をさらに東へと渡っていました。
そして、彼はそのまま東方の第三大陸に上陸し、首都ジェランドールとは8時間もの時差がある場所から、また「個人転送」で今度はフォルスへと飛んでいたのです。】
いろいろあって、アイシスは罠にはまり、〈フッケバイン〉の中に捕らえられてしまいました。
そして、好き放題に暴れ始めたハーディスと〈フッケバイン〉と、またもや正気を失ってしまったトーマを止めるために、キャロは6年ぶりにヴォルテールを召喚します。
真竜ヴォルテールは、キャロの願いどおりに第三首都クラドモクスを護りつつ、その強大な魔力で、ハーディスとトーマと〈フッケバイン〉を攻撃しました。
(ゼロエフェクトですら「何故か」真竜には効きません!)
その結果、エリオの活躍もあって、ト
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