第十五章
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をかけた。
「スマートブレイン社にいたのに」
「それを知っていたのは花形社長だけでした」
「三本のベルトを開発した人ですか」
「あの方はスサノオのことを御存知だったんですよ」
「そのスサノオを知っていた人って物凄く少なくない?」
ラモンはこのことも考え首を捻った。
「あのさ、花形社長とボードの理事長で正体がオルフェノクだった天王路さんと他は天道さんや加賀美さんのお父さん達だけで」
「あとライダー達は皆直接対決で知っていったな」
次狼が述べる。
「しかしそれまではだな」
「誰も知らなかった」
力が言った。
「オルフェノクでも知っていたのは一人だけ」
「勿論俺も知らなかった」
登もなのだった。
「キングだった俺もだ」
「兄さんが知らなかったんだからやっぱり」
「私は知ってましたけれどね」
スマートレディの声は相変わらず明るい。
「それでも言えなかったので。そういう機会が中々訪れなくて」
「けれど今がその機会だったんですね」
紅の問いにすぐ答えてきた。
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