第166話
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達は力強く頷いて答え
「……すまない、俺達は動けそうにない。ユーシス、ロイド達――――――ルーファスさんを頼んだ!」
「協力者の皆さんへの連絡や街の人達の避難は任せてね!みんなが納得できる結末をどうか掴んできて……!」
「絶対に戻ってこい……!あのわからず屋の元総督と一緒にな!」
「了解だ!」
「往くぞ――――――私の近くに!」
更に”リィン”と”エステル”、”ランディ”からも激励の言葉をかけられて頷いた”ロイド”はエイドスのサポートによる”ツァイト”の転位魔術でラピス達と共にバベルに転位した。
〜レボリューション・ブリッジ〜
―――――ゼムリア大陸に生きる諸君。”『クロスベル統一国』総統、ルーファス・アルバレア”だ――――――
「始まってしまったわね……!」
「間に合うといいのですけど……」
「転位のサポートみたいなケチな事だけじゃなく、今からでもこっちの女神や魔王の連中に無理やりにでも連れ戻しに行かせた方が確実だし、早いんじゃねぇのか!?」
”エリュシオンの最後の予言”――――――ルーファスによるゼムリア大陸の人々に向けた主張と宣言が始まるとサラは厳しい表情で呟き、エマは複雑そうな表情で呟き、アッシュは厳しい表情でフェミリンスやアイドス、エヴリーヌ達”魔神”の面々を見回して提案したが
「―――――駄目だ。この世界のルーファスさんの事は今バベルに再突入したこの世界のロイド達に任せるのが”筋”であって、この世界にとって”部外者”である俺達の出る幕ではない。」
「お兄様……」
リィンは両手の拳を握りながら静かな表情でアッシュの提案を却下し、その場にいる全員に悟られないように耐えている様子のリィンに気づいていたセレーネは辛そうな表情で見守り
「リィンの言う通りだ。それに………この世界の俺達が兄上を連れ戻す事に失敗する訳がないだろうが。」
「ユーシス………」
「全く君ときたら、こんな時でもその自信満々な所は変わらないな。」
リィンの意見に同意した後口元に笑みを浮かべたユーシスの様子をガイウスは静かな笑みを浮かべて見守り、マキアスは苦笑していた。
その後”刻限”が来る少し前にルーファスを連れた”ロイド達”が”ツァイト”の転位魔術によって”逆しまのバベル”からの脱出に成功し、”逆しまのバベル”は17:00ちょうどになると”エリュシオンの最後の予言”通り、”逆しまのバベル”から放たれた凄まじいエネルギーが逆流して消滅した――――――
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