第166話
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フェでも食べに行こう、ラーちゃん♪」
更にスウィンとナーディアも互いに視線を交わして頷いた後立ち上がって同行の申し出をした。
「……ありがとう、二人とも……!」
スウィンとナーディアの同行を知ったラピスは微笑んだ。
「―――――でしたら、私は並行世界の皆さんの代表として、あの塔への転位のサポートを致しましょう。」
するとその時エイドスが転位魔術でその場に現れて協力を申し出た。
「あ、貴女は並行世界のリィン達と一緒にいた……!」
「……本当によいのか?”七耀脈の愛し子”たるお主の協力があれば、霊脈が激しく乱れているこの状況でも位相のズレも可能な限り抑えられるが……”女神”であり、並行世界の存在でもあるお主がこの世界の”理”に干渉してよいのか――――――我ら”眷属”の主たる空の女神――――――エイドスよ。」
エイドスの登場に”アリサ”が驚いている中”ツァイト”は驚きの表情でエイドスに確認した。
「そ、”空の女神”エイドスだと……!?」
「た、たまたま女神様と同じ名前なのかなと思っていたけど……」
「”神狼”――――――”空の女神の眷属”である彼が空の女神だと認めているのだから、彼女は間違いなく”並行世界の本物の空の女神”なんでしょうね。」
「ふふっ、まさか並行世界とはいえ”本物の空の女神”をこの目にする日が来るとはね。」
「空の女神よ、我が友達の為にどうか”奇蹟”を……!」
”ツァイト”が呼んだエイドスに対する”名前”に驚いたその場にいる全員が血相を変えている中”アガット”は驚きの表情で声を上げ、”ティータ”は信じられない表情でエイドスを見つめ、”レン”と”ワジ”は苦笑しながらエイドスを見つめ、”ガイウス”はその場でエイドスに祈りを捧げた。
「さすがに”奇蹟”はこの世界の”理”に影響を与えかねないので無理ですが転位のサポート程度なら、”誤差”の範囲だから問題ないと”零の至宝”からもお墨付きをもらっています。」
「ええっ!?ぜ、”零の至宝”ってまさか……!?」
「……そっか。貴女達をこの世界に連れてきたのは、”貴女達の世界とはまた別の世界のキーア”なんだね。」
”ガイウス”の祈りに苦笑しながら指摘した後答えたエイドスの話を聞いた”ノエル”は信じられない表情で声を上げ、”キーア”は目を丸くした後納得した様子でエイドスを見つめた。
「そういう事です。――――――彼自身が紡いできた”絆”は甘くない事を彼に思い知らせてきなさい――――――”人の子”達よ。」
「ああ……ッ!」
「うん……ッ!」
「言われるまでもない!」
「「了解……!」」
エイドスに激励の言葉をかけられた”ロイド”
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