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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第166話
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ろう。大陸から全ての国が消える前に――――――重ねて懸命な判断を祈る次第だ。それでは諸君――――――ご機嫌よう。」



16:59→17:00――――――



そしてルーファスが語り終えたその時、バベルから空へと向かって放たれた凄まじいエネルギーは逆流してバベルへと降り注ぎ

「ルーファス――――――!!!!」

それを目にしたラピスは悲鳴を上げた。



17:00→16:42――――――



ラピスが悲鳴を上げた所でその場にいる全員はラピスが悲鳴を上げた瞬間で映像が切れたかのような感覚を感じた。

「……な、なに今の……!?」

「僕達全員の脳裏に……」

「まさか、これは………」

「”エリュシオン”が見せてくれた”最後の未来予測”……!?だったら――――――まだ間に合う!」

自分達に起こった出来事に”ユウナ”や”クルト”が混乱している中察しがついた”リィン”は驚きの表情を浮かべ、ラピスは信じられない表情で呟いた後決意の表情で立ち上がってその場にいる全員に呼びかけた。

「助けて……みんな、力を貸して!ルーファスを………助けて!!」

「―――――その支援要請、受け取った!」

ラピスの心からの頼みにその場にいる全員が互いの顔を見合わせている中”ロイド”が立ち上がって答えた。



「ロイドさん……」

「今からあの塔に戻ろうっていうのかい?」

ロイドの決意を目にした”ノエル”は驚き、”ワジ”は真剣な表情で訊ねた。

「彼には言いたいことがまだ山ほど残ってるからな。それに容疑者不在じゃこの事件を完全に解決したとは言えない――――――だろう?」

「あ………」

「ふふっ……」

「ええ、その通りだわ。支援課として、私達として。」

「フッ……塔への道行きなら任せるがいい。霊脈が激しく乱れているゆえ運べる人数は限られそうだが。」

”ロイド”の説明を聞いた”リーシャ”は呆けた声を出し、”ティオ”と”エリィ”は微笑み、”ツァイト”は苦笑しながら”ロイド”に協力を申し出た。



「ならば俺は同行させてくれ。これも弟としての責任でもある。ミリアム、待っていてくれるな。」

”ツァイト”の話を聞いた”ユーシス”は立ち上がって同行の申し出をした後”ミリアム”に視線を向け

「うんっ、ユーシス達は今までボク達を待っていてくれたんだから、今度はボク達の番だね……!気を付けてね、ユーシス!」

”ユーシス”に視線を向けられた”ミリアム”は力強く頷いて無邪気な笑顔を浮かべて答えた。

「オレたちも行かせてもらう!」

「うんうん、さすがにここまで働かされたら追加料金はキッチリ請求しないと。全部終わったらそれでパ
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