第166話
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「私達もサポートするわよ、セリーヌ!」
「わかっているわ!」
「へ……エ、”エイドス”って………」
「まさか貴女が本物の――――――」
一方リィン達も転位魔術の使い手達によって騎神達と共にレボリューションへと転位した後、更にレボリューションはバベルの外へと転位し、去り際にフィーナによるエイドスへの名指しを耳にしたその場にいる全員が血相を変えている中”マキアス”が呆けた声を出し、”ガイウス”が信じられない表情で呟いたその時”エマ”達の転位魔術が発動しようとした。するとその瞬間ルーファスが転位魔術の範囲から離れ
「え――――――」
その事に偶然気づいたラピスが呆けた声を出すと転位魔術が発動し、”ルーファスを除いたその場にいる全員はバベルから脱出した。”
16:42――――――
〜クロスベル・港湾区〜
「……あぁ……」
「”天の雷”が撃たれてしまう……!」
”エマ”達の転位魔術によって港に転位させられた”ティオ”と”エリィ”はバベルを見上げて悲痛そうな表情を浮かべ
「ルーファス……?――――ルーファス、どこなの!?」
「え……」
「そういえば……」
ルーファスがいない事に逸早く気づいたラピスが不安そうな表情で周囲を見回してルーファスの名前を呼び、ラピスの様子を見たスウィンとナーディアは困惑の表情を浮かべながら周囲を見回した。
「ま、まさか転位術が失敗を……!?」
「……いや、そうではない。」
エマが不安そうな表情で声を上げたその時、何者かの声がその場に聞こえた後”ローゼリア”、”クロチルダ”、”ツァイト”が転移術によって現れた。
「発動の瞬間に感じ取った――――――あやつは自ら転位陣を離れたようじゃ。」
「ど、どうしてそんなことを……!」
「……まさか――――――まさか彼が考えているのは……!」
「……ええ、恐らくは。」
”ローゼリア”の説明を聞いた”エリオット”が困惑の表情で声を上げると、ルーファスの目的を悟った”ミュゼ”は信じられない表情を浮かべ、”ミュゼ”の言葉に”クロチルダ”は静かな表情で頷いた。するとその時クロスベルを含めたゼムリアの各地にルーファスの映像が映った。
「あ、あれは……」
「兄上!?」
目の前に現れたルーファスの映像を目にした”リィン”と”ユーシス”が驚いていると、ルーファスは話を始めた。
「―――――ゼムリア大陸に生きる諸君。”『クロスベル統一国』総統、ルーファス・アルバレアだ。”正午に私が出した声明に対して、この地に終結した抵抗勢力が答えを示した。”武力行使”という最も愚かな形でだ。これが私が望む”恒久平和”の対極に位置する悪行……総統と
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