第166話
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ベル”が……”天の雷”が制御できない!?」
「ええっ!?」
「ッ………一体何をしたんだ!?」
焦りの表情で声を上げたラピスの話を聞いた”アリサ”は驚きの表情で声を上げ、”リィン”は終焉のイシュメルガを睨んで訊ねた。
「”バベル”ト”天の雷”ノ制御権ヲヨリ高位ノ存在ニ委ネタマデダ。エリュシオンヲ生ミ出シタ存在、愚カナル”ヒト”ノ”集合無意識”ニ。”ヒトノ憎悪ガ最モ集マル地ニ裁キガ下ルヨウニ”。」
「な―――――」
「何だと!?」
仰向けに倒れながら不敵に語る終焉のイシュメルガの話を聞いた”ユーシス”は絶句し、”ロイド”は厳しい表情で声を上げた。
一方その頃ゼムリアの各地の人々の足元に蒼白い光が輝いた後次々とプレロマ草が咲き始めていた。
「あれは”プレロマ草”……!?」
「碧の大樹や黄昏の時とも違う……!?」
「これは――――――霊脈をネットワーク化して世界中の人達の感情を読み取ってる……!?
「!?そんなことまで!?」
端末に映る各地の状況を目にした”エマ”と”エリィ”は驚きの表情で声を上げ、”キーア”は状況を分析してその場にいる全員に説明し、それを聞いた”ロイド”は信じられない表情で声を上げた。
「クク、これぞ”再創世”ノ最終フェイズ……モハヤ”天ノ雷”ハトメラレヌダロウ。”コノゼムリア大陸カラ全テノ憎悪ガ消エヌ限リ、永遠ニ”。セイゼイ見セテモラウゾ。ヒトノ『貴方にはそんな資格はありません!消えなさい――――――イリスの焔!!』グギャアアアアアアァァァァァ………ッ!!??」
不敵に笑って自分がしたことをその場にいる全員に伝えた終焉のイシュメルガは話の最中にエイドスが放った神術の炎に包まれて断末魔を上げた後動かなくなり、それを見たその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「全く。追撃してもまだ生きていたとか、ゴキブリのようにしつこ過ぎです!」
「それには同意だけど、ちょっとはその場の空気を考えて行動しなさいよ。」
神術を放ち終えた後に溜息を吐いたエイドスにエステルがジト目で指摘し
「……機能停止。ですが……」
「大陸から憎悪が消えない限りって……!」
「……不可能だ、それが人間が持つ感情である以上は。」
我に返った”ティオ”は終焉のイシュメルガの状態を分析した後不安そうな表情で呟き、不安そうな表情で呟いた”エステル”の言葉に続くように”ヨシュア”は重々しい様子を纏って呟いた。
「共和国の空軍基地どころじゃありません……!」
「……最後の一人が消えるまで”天の雷”は止まらないだろうね。」
「あるいはそうなる前にエネルギー源である霊脈が完全に枯れるか……」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ