第七百二十八話 キリンの習性その二
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「認められない、だが死刑にはな」
「ならないですね」
「流石にな」
「今では」
「死刑に該当する重罪だという意見もあるが」
イスラエルの中ではだ、これがユダヤ教に対する信仰が過激なものになっている人達の中でいるのだ。
「しかし流石にな」
「今はですね」
「そこまではな」
「出来ないですね」
「流石にそこまでするとな」
同性愛が死刑に値すると法律で定めると、というのだ。
「連合でも各国から批判を受ける」
「左様ですね」
「だからな」
「イスラエルでもですね」
「そこまではな」
「しないですね」
「懲役や国外追放すらだ」
市民権を剥奪、ユダヤ教から破門したうえでだ。
「やり過ぎだとな」
「言われていますね」
「連合の中でな」
「だから死刑はですね」
「出来ない」
イスラエルでもというのだ。
「あの国でもな、そして連合では他の国ではな」
「同性愛は別に、ですね」
「否定されていない、だから同性婚もだ」
「イスラエル以外の国では」
「存在している」
法的に認められているというのだ。
「そうなっている」
「そういうことですね」
「そしてキリンはな」
「その同性愛がですね」
「普通にだ」
「行われている生きものですね」
「そうしたものを見るとな」
キリンの生物的習性の一つをというのだ。
「人間の同性愛もな」
「異常ではないですね」
「そうなる」
まさにというのだ。
「特にな」
「むしろ否定する方がですね」
「おかしいとな」
その様にというのだ。
「考えられるかも知れない」
「他にもそうした生きものがいるので」
「猿もだしな」
この生きものもというのだ。
「あるしな」
「そうですね」
「そして私達が今いるだ」
「日本では」
「昔からごくだ」
「普通のことでしたね」
「何もおかしなものではないとな」
その様にというのだ。
「考えられてきた」
「そうでしたね」
「武士でも公家でもそうで庶民の間でもな」
「普通でしたか」
「同性愛の風俗店すらあった」
江戸時代にはだ。
「稚児趣味もだ」
「あって」
「それで捕まった者はだ」
「いないですね」
「歴史上一人もな」
それこそというのだ。
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