第百七話 大人から言われたことその八
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「奥さんが妊娠中とかね」
「浮気する人いるでしょ」
「いますね」
実際にとだ、留奈も応えた。
「聞きます」
「そうでしょ、だからね」
「そうした時にですね」
「浮気や不倫をしたりされたりするか」
「自分で、ですね」
「例え想像されるのが自分でなくても」
彼氏や夫の脳内でというのだ。
「それで浮気しないならね」
「いいですね」
「浮気は不倫は最悪で」
それでというのだ。
「ばれたら人生終わりで」
「ばれるもので」
「それをしたりされるよりも」
「自分で、ですね」
「それがいいわよ」
「若し想像されるのが自分でなくても」
「いいのよ、自分でするのはね」
店長は言い切った。
「実は円満に生きる為にはね」
「いいことですか」
「それを禁止するなら」
かつてのキリスト教社会の様にというのだ、中世のキリスト教の教えは兎角厳格で禁欲的であった。
「自分でするか日本のお寺みたいな」
「同性愛ですね」
「お寺は妻帯無理だったけれど」
表向きにはそうであった。
「同性愛はね」
「よかったですね」
「まあこっちもさっきお話したけれど」
「相手はお一人ですね」
「そうしないとね」
さもないと、というのだ。
「修羅場よ」
「それで人生終わりにもですね」
「なるからね、ただね」
店長は留奈に話した。
「日本のお寺って同性愛あって」
「性犯罪とかなかったんですね」
「こうした欲ってね」
性欲、それはというのだ。
「やっぱりね」
「解消するしかないですね」
「幾ら運動しても」
「スポーツで発散するって言っても」
「あるものはあって」
そしてというのだ。
「溜まってね」
「欲求を満たさないとですね」
「最後には我慢出来なくなってとか」
「なるから」
「浮気や不倫もね」
「起こりますね」
「そうなるから」
だからだというのだ。
「自分で収めることはね」
「大事ですね」
「そうよ、だから浮気や不倫よりも」
「自分で、ですね」
「そうすればいいのよ。女の子もね」
「私達も」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「円満にね」
「暮らすことですね」
「性欲はあるのよ」
どうしてもというのだ。
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