第百七話 大人から言われたことその七
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「服の上でも胸とか脚とか首元とか言われても」
「何でも使われるんですね」
「ちょっと刺激的だと」
それだけでというのだ。
「使われることもね」
「ありますか」
「そうよ」
まさにというのだ。
「もうちょっと露出がある様な恰好だと」
「使われることは覚悟ですね」
「言うなとは言えても」
それでもというのだ。
「考えるなって言えないでしょ」
「絶対に止められないですからね」
「考えることはね」
それでというのだ。
「考えるなと言っても」
「考えますね」
「どうしても止められないから」
「考えることは」
「それを止めたいなら」
それならとだ、店長は言った。
「ヒトラーやスターリンみたいにするのよ」
「粛清ですね」
富美子がそれはと言った、今さっきまで歌っていたがもうそれは留奈に移っていて彼女が立って歌っている。
「それですね」
「そうしかないわよ」
「それアウトですよね」
「最悪でしょ」
「粛清なんて」
「だからね」
「実質ですね」
富美子はカルピスチューハイを飲みつつ言った。
「まして連続サイコ殺人とかテロとかじゃないので」
「自分せする位だとね」
「犯罪でもないし」
「だったら私達が使われても」
それでもというのだ。
「止められないのよ」
「脳内で想像されて」
「そうなってもね」
「止められないですね」
「好きになられるのも嫌いになられるのもどうしようもなくて」
そうしてというのだ。
「想像されて使われることも」
「どうしようもない」
「そうよ、脳内のことは」
その人それぞれのというのだ。
「考えるなって言っても」
「相手が死なないとですね」
「止まらないから」
「もうですね」
「使われることは」
「仕方ないですね」
「自分がある人脳内でどれだけいやらしい格好になって」
店長はさらに話した。
「いやらしいことしていても」
「止められなくて」
「使われるだけね」
「使われますね」
「そうなるしかないのよ」
「私達にしても」
「もう諦めて」
そうしてというのだ。
「使われるのよ、それで浮気とかないなら」
「いいですか」
「自分でそうして」
そしてというのだ。
「浮気も不倫もしないなら」
「それでいいですか」
「彼氏に浮気されるのと彼氏が他の人想像して自分でするのとね」
「どっちがいいか」
「理想は自分と、だけれど」
それでもというのだ。
「それが出来ない時だってあるのよ」
「あっ、何かです」
留奈はその話を聞いてこう言った。
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