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夢幻水滸伝
第三百二十五話 東進の為にその十一

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 碧と四人はシアトルに入りそこから七州の掌握に動きだした、すぐに軍や物資を集めかつ使者をだった。
 七州の街や村に送れるだけ送った、碧はそうしつつシアトルに来て状況を確認に来たトウエインに話した。
「人参をぶら下げたけえ」
「馬みたいにか」
「そうじゃ、こっちの勢力に入ればどんないいことがあるか」
 碧はトウェインと一緒にシアトルの寿司屋で寿司を食べつつ話した。
「それを使者に言わせて新聞やラジオでもじゃ」
「宣伝してるか」
「各州の新聞社やラジオ局に言ってじゃ」
 その七州のというのだ。
「お金も渡してのう」
「宣伝してもらってるか」
「トウェイン君達に好意的なじゃ」 
 そうしたというのだ。
「新聞社やラジオ局にじゃ」
「そうしてるんやな」
「実は私の案です」
 碧の横に稲葉の白兎がぽんと出て来て言ってきた。
「ここはどうすればです」
「効果的かってやな」
「それでアメリカは新聞もラジオもです」
「あってやな」
「発達していますので」
「そうした媒体を使ってやな」
「宣伝をしてはどうかとです」
 その様にというのだ。
「ご主人と田辺様達にお話させてもらいました」
「そうしたんやな」
「ええ案と思ってじゃ」
 碧は大トロの握りを食べつつ話した。
「わらわもじゃ」
「採用したんじゃな」
「兎にはいつも助けられちょる」
 こうも言った。
「仲間達にもでじゃ」
「兎にもやな」
「そうじゃ、わらわは一人では何も出来んけえ」
「そうは思わんがな」 
 トウェインは碧の能力の高さと何でも自分でする性格から言った。
「自分は出来る人や」
「いや、人一人の力はのう」
「大したことないか」
「そうじゃけえ」
 こうトウェインに言うのだった。
「わらわはじゃ」
「一人やとか」
「出来ることは限られちょるんじゃ」
「そうか」
「それで兎の提案を聞いてじゃ」
「ええと思ってか」
「採用してのう」
 そしてというのだ。
「実際にじゃ」
「やってるんやな」
「はじめたばかりじゃが」
 それでもというのだ。
「早速じゃ」
「効果が出てるか」
「そうじゃ」
 まさにというのだ。
「これがのう」
「それはええことやな」
「わらわに何かあるとのう」
 碧は兎に微笑みを向けつつトウェインに話した。
「アドバイスをくれるし相談にも乗ってくれる」
「ええ子やな」
「そうじゃ、頼りにしちょる」 
 そうだというのだ。
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