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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第123話 ガツガツカレーを完成させろ!祐斗VSウォータイガー!!前編
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ならそのルーを使えばいいんじゃないの?」
「それじゃ駄目なんすよ、このカレーは特殊調理食材で並の食材ではパンチのあるカレーの味に負けてしまって本当の美味さを引き出せないんです」
「なるほど、メルクの星屑みたいなタイプか……」
「そうですね、味を支配してしまうから凄い食材じゃないと駄目なんでしょうね」


 クミンさんが見せたルーを指差してティナさんがそう言うが、クミンさんは並みの食材ではカレーの真の味を引き出せないと話す。


 イッセー君と小猫ちゃんはガツガツカレーはメルクの星屑のようなタイプだと言う。


「つまりサフラはカレーの食材を取りに向かったっきり帰ってこないわけか。どこに向かったんだ、俺達が迎えに行くよ」
「それが何処に行ったのか分からないんす」
「はぁ?どうしてだよ」
「俺とサフラはカレーに使う食材を何も知らないからっす」


 イッセー君はサフラさんの居場所をクミンさんに聞くけど彼は分からないと答えた。どういうことなんだろう?


「でもクミン、お前は親父さんと一緒に厨房に立っていただろう?何も知らないのか?」
「修行中も親父はレシピを教えてくれませんでした、料理人がレシピを守るために秘蔵にするのは聞いていましたけどきっと親父もそうなんです。実の息子の俺にさえ……酷い親父っす!」


 クミンさんはそう言うと泣き出してしまった。


「……クミンさん、私は貴方のお父さんに会ったことはないですけどそんな意地悪な人じゃないと思いますよ」
「えっ?」


 すると小猫ちゃんがクミンさんにそう話す。


「そちらにある調理道具はお父さんが使っていたものですか?」
「ああ、そうだけど……」
「見ただけで分かるくらい年季が入った包丁やお玉ですね、でもしっかりと手入れをされている……そんな丁寧に道具に接してあげられる人が酷い人だとは思えません」
「あんな頑固だった親父が?俺は一度も褒めてもらった事なんかないのに……信じられないっす」


 クミンさんはあまりお父さんに良い感情がないみたいでそう呟く。


「きっと貴方のお父さんはクミンさんが自力で自身が作ったカレーのレシピを再現できると信じていたんだと思います。だからお父さんの事を信じてあげてください」
「……」


 クミンさんは小猫ちゃんの言葉に何かを思ったのかカレーのルーをジッと見ていた。


「なあクミン、サフラが何処に向かったか一つくらいは心当たりは無いか?」


 イッセー君はサフラさんの向かった場所に心当たりがないか確認する。


「……一つだけあるっす。親父は毎年この時期になると船で何処かに向かっていました、そして食材を持って帰ってきていたっす」
「つまりこの辺りの海域にある
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