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星河の覇皇
第八十五部第三章 北京星系を見てその四十六

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「楽しんでもらう、そしてそれ済むならな」
「最善ですね」
「それで終われば」
「何も言うことはないですね」
「そうだ、だからだ」
 それ故にというのだ。
「いいな」
「はい、フィジーにもですね」
「そうして話をして」
「そしてですね」
「そのうえで、ですね」
「完全にこちらについてもらいますね」
「各国政府に」
「そうしてもらう、こちらについてもらってだ」
 そしてというのだ。
「動いてもらう、他の国もだ」
「腰が据わっていないなら」
「それならですね」
「その国に大統領が話をされて」
「こちらについてもらいますね」
「そうしてもらう」
 グリーニスキーは強い声で述べた、そしてだった。
 彼等は一旦サウナ室から出て水風呂に入った、その前にかかり水をすることも忘れずそうして水の中に入ってだった。
 サウナで熱された身体を冷しつつまた話をした、グリーニスキーはその中でスタッフ達にこうも言った。
「政治は何といっても数だ」
「ですね」
「それが大きいですね」
「まことに」
 スタッフ達も頷いた。
「数が少ないなら」
「どういった法案も通りません」
「政策も」
「有権者、政治家の数でもでだ」
 それでというのだ。
「国の数もな」
「はい、連合は民主主義ですから」
「賛成国が多いとです」
「それが票の様にです」
「力になります」
「そうなるからな」
 そうであるからだというのだ。
「出来るだけな」
「数もですね」
「それも揃えますね」
「国の数も」
「そうしますね」
「必ずな、だからフィジーもだ」
 この国もというのだ。
「是非こちらにいて欲しいしな」
「他の国もですね」
「腰が据わっていないならですね」
「その腰を据えてもらう」
「そうしてもらいますね」
「そうする、飴と鞭を使ってな」
 今言った様にというのだ。
「引き留める、両方出されるとな」
「人は飴を選びますね」
「普通に」
「そうなりますね」
「誰でもより楽だ」
 そちらを選ぶというのだ。
「普通にな」
「ですね、しかもですね」
「その飴の量はかなりのものですね」
「我が国が出すものは」
「我が国にないものは何か」
 ロシアにはとだ、グリーニスキーは話した。
「かつてはバナナだけだと言ったが」
「今はそのバナナもあります」
「温室栽培によってです」
「自分達で作れる様になりました」
「今では」
「かつては輸入するしかだ」
 それこそというのだ、ロシアは寒冷地がほぼ全てでありその為にバナナ等熱帯の果物は存在しなかったのだ。
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