第六章
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なハーフにそれを与えることが多い」
「俺は最初キバを人類の敵だと考えていた」
名護はかつての己を語った。
「先の王のこの上ない破壊を聞いて。紅音矢が命を捨てて闘ったあの闘いで」
「それで最初僕を敵だと思っていたんですか」
「俺の父はファンガイアのことを知っていた」
名護は父のことも語った。
「それは結婚式の直前わかった。だがそれを気付かれそれで殺されていた」
「それは本来は違っていた」
だが次狼は名護の父のことに注釈を入れてきたのだった。
「御前の父は別のことで死ぬ筈だった」
「別のこと!?」
「そうだ。御前に殺される筈だった」
こう彼に語るのだった。
「些細なミスを御前に告発されて死ぬ筈だったのだ」
「そうだったのか・・・・・・」
「だがあの音矢との闘いで運命が変わった」
流石に唖然とする名護にまた語った。
「御前の父はあの時の王の人間への襲撃に巻き込まれてそれでファンガイアを知った。それで以後ファンガイアを何とかしようと積極的に動いたのだ」
「お父さんは最初からファンガイアの存在は知っていたんだよ」
ラモンが名護に話したのはこのことだった。
「政治家だったからね。けれどどうもそれから前に知ってそれで動きをさらに活発にさせたみたいだね」
「それがファンガイアを刺激してか」
「そういうことだ。御前にではなくファンガイアに殺された」
力はこう名護に語った。
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