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八条学園騒動記
第七百二十七話 象の過去その十一

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「人格もな」
「極めて劣悪な」
「そうした輩ばかりだ」
「まさに連合のゴミ捨て場ですか」
「そうも言われるまでにな」
「連合の教師の世界は酷いですね」
「だから犯罪の発生率も高い」
 大尉は言葉を続けた。
「異常にな」
「組織も関係あるのですね」
「無論連合でも問題になっていてだ」
 教師の質の悪さはだ。
「その元凶である組織、組合もな」
「色々言われていますか」
「だがマフィア化身していて対策を立ててもな」
「改善しないですか」
「そうした組織は悪知恵が働くものでな」
「まさにマフィアですね」
「悪質な、な」 
 マフィアはマフィアでもというのだ。
「他のことは無能だが」
「肝心の教育等については」
「教えることについてもだ」
 生徒に授業や世の中のことを教える、教師の本来の仕事である。
「無能極まるが」
「それでもですね」
「自分達の保身、立場と利権を守ることについてはな」
「能力があり」
「悪知恵がな」
 これがというのだ。
「極めてだ」
「働くのですね」
「そうなのだ」
 これがというのだ。
「それでだ」
「対策を立てても」
「容易にな」
「組織がなくならないですか」
「流石に教師全体がだ」
 連合のというのだ。
「そうではない、だがな」
「そうした組織があり」
「そうした教師が存在していてだ」
「力を持っていて」
「排除出来ないでいてな」
 そうしてというのだ。
「連合の癌であり続けている」
「連合では深刻な問題ですね」
「非常にな」
 まさにというのだ。
「そして虐待もな」
「生徒に対して」
「中には後輩の教師達にもだ」
 彼等にもというのだ。
「そうしたことを行う」
「そうですか」
「教師間のいじめや虐待もだ」
「連合ではですね」
「深刻な問題だ」
 そうなっていることもだ、大尉は話した。
「そして私もな」
「このことについては」
「反対であってだ」
 そうしてというのだ。
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