第三百二十五話 東進の為にその六
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「超人ですさかい」
「そやな、それであの四人はな」
「怠け者でいい加減で」
「ちょっと目を離すとさぼるな」
「そうした娘達ですさかい」
だからだというのだ。
「どうかとも思います」
「そこは監督するわ」
トウェインは自分から言った。
「そやからな」
「雇いますか」
「碧ちゃんと一緒にな」
「戦力にはなるからですね」
「そや」
だからだというのだ。
「確かに怠け者でいい加減やが」
「四人共」
「そやけど能力はあってな」
それでとだ、トウェインは話した。
「しかも根はしっかりしてるやろ」
「はい、あれで道を外したことはしません」
四人共とだ、エリカもこのことは認めた。
「絶対に」
「そやな」
「悪事はしません」
「犯罪とかな」
「軍を率いても」
その時もというのだ。
「将兵に蛮行は許しません」
「何があってもな」
「軍の統率はしっかりします」
「自分達もな」
「怠けても非道はしません」
何があってもというのだ。
「そのことはです」
「ええな」
「はい、人の道は外れへんので」
「そやからな」
「雇いますか」
「そうするわ、まあ怠けそうなら」
その時はというのだ。
「わいが直接言うわ」
「そうされますか」
「ああ、棟梁としてな」
即ち雇い主としてというのだ。
「それでな」
「東に進んでもらいますか」
「アメリカ北部の諸州を掌握していくんや」
「そうしてもらいますね」
「わい等もわい等で働いてな、そしてな」
アメリカ北部の諸州を掌握していってというのだ。
「勢力を拡大してな」
「その勢力で、ですね」
「西部の他の星の連中をや」
「圧倒しますか」
「そや、今は戦よりもな」
「勢力拡大ですね」
「それに専念するで」
「では」
ヘミングウェーも言ってきた。
「国木田さん達にですね」
「声をかけるで」
「わかりました」
微妙な顔のままでだった。
ヘミングウェーは頷いた、そしてだった。
トウェインが直接声をかけると碧それに瑠璃子達四人がロサンゼルスに来た、碧が五人を代表してトウェインに答えた。
「ほな働かせてもらうけえ」
「契約成立やな」
「わらわはな」
「うち等もです」
瑠璃子も言ってきた。
「雇わせてもらいます」
「暫く契約なかったですし」
由香も言った。
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