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戦姫絶唱シンフォギア 陽だまりは押し掛け女房
放課後にて
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普通引っ叩いて起こすかね……?

「良かった……。朝起きれなかったらどうしようかと思ってたから」
「そう思うならもっと優しく起こしてくれよ……。
おかげで頭がまだガンガンするんだけど」
「あはは……。でも、一樹君が起きなかったらそのまま放置して学校行っちゃうかも」
「マジかよ……」

それ結構キツイんですけど……。

「一樹先輩!」
「お久しぶりデス!」
「おう、久しぶり」

その後、後輩コンビと挨拶を交わす。
相変わらず元気そうだな。

「最近全然会ってなかったけど、ちゃんと勉強とか出来てんのか?」
「大丈夫です。
クリス先輩のお陰で成績は上がりましたし、テスト前の勉強も教えてもらいましたから」
「私も同じくデス!」
「まぁ、アタシの教え方が上手かったからな。
感謝しろよ?」

雪音先輩がドヤ顔で腕組みしている。
先輩稼業を謳歌してるみたいだ。

「あれ?そういや、お前の連れは?」
「あ、アイツなら呼び出し食らって居残りっす。
授業中に爆睡しやがってたんで」
「蓮くん……相変わらずだね……」

何回呼び出されれば気が済むんだろうな、アイツ。
響にも言われてるぞ。

「ま、別にいいか」
「いいんですか……」
「よくある事だし」
「だね」
「うん」
「デェス……」

俺と未来、響は同時にうなずく。
後輩コンビは少し引いている。

「お〜い、席空いたってよ〜」
「は〜い。今行く〜!」
「じゃ、あとはお店の中で話そっか」
「だな」

俺達は店内に入り、それぞれ注文した料理が来るまで雑談していた。

〜十数分後〜

「……」

クリスは何やら渋い顔をしている。

「クリス先輩?」
「あの……どうかしました?」

何か気に障る事があったのかと思い、二人が声をかけた。

「もしかして……注文間違えられたデスか?」
「いや、それは問題ないんだけどよ……」
「じゃあ、なんでそんな顔を……」
「アレ見てみろ……アレ……」
「「?」」

二人はクリスが指差した方向を見た。そこには……。

「でね、響ったらその靴取ってあげようとして、屋根に昇っちゃって……」
「おいおい……大丈夫なのか?それ?」
「怪我は無かったんだけど……先生に見つかっちゃって……」
「あ〜……もう察したわ……」
「うん、お昼休み中、ず〜っとお説教されてた」
「全くお前は……」
「ウェヒヒ……。困ってる人は放っておけなくて……つい」
「人助けはいいけど……。
限度を考えろ、限度を……」
「本当だよもう……。
心配ばっかりかけるんだから……」

そこでは幼馴染トリオが学校での出来事を話しているのだが……問題はそこではない。
この三人、やたらと距離が
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