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色々と間違ってる異世界サムライ
第7話:ロアーヌ伯爵の娘マリアンヌ
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れているところを助けて頂き感謝いたします」

ノノ・メイタperspective

ヤバい。急に緊張してきたぞ。
これから往く地下遺跡の探索は、ロアーヌ伯爵の許可が必要。その娘が目の前にいる!
粗相が無い様にしなければ。
「それにしても御2人はお強いのですね。とても驚きましたわ」
「武芸全般修めてこそ武士。特に弓など、那須与一に憧れて、それはもう死ぬほど修行したのですよ」
誰?
「当然だ。ツキツバは選ばれし御方なのだ!」
「選ばれた?何にでしょうか?」
おい!セツナさん!余計な事を言うなよ!
マリアンヌ様が首を傾げただろ!
「ツキツバ様はどちらへ向かわれていたのですか?」
「取り敢えず、あいなーくへ行く予定でした」
「では、我が屋敷にお招きするのは御2人に都合が良かった様ですわね。もしよろしければ、今夜は屋敷にお泊り下さいませ」
おぉーーーーーい!
なんなんだこの急展開!?
「すまぬが」
まさか……断るの?
下手に断ってマリアンヌ様がへそを曲げるはやめてよ!
「某は2人ではなく、ノノ殿を含めた3人だ」
え?
僕もお泊り決定?
そんな事をされたら、緊張し過ぎて何も出来ません!
「それに、乱暴そうな山賊が出て来たので、つい横槍を入れてしまい申した。少々期待外れでしたが」
ツキツバさん……貴女が強過ぎるだけです。
後、マリアンヌ様の隣のメイドさんが、もの凄く怖いんですけど……
「とは言え、某に断る理由はありませぬし、ノノ殿とセツナ殿は如何か?」
「え!?……そんな急に―――」
「ま、野宿は疲れるし、私もそれで良いよ」
「えーーーーー!?」
「では話はまとまりましたわね。今夜は精一杯おもてなしを致しますので、楽しみにしていてくださいませ」
「えーーーーー!?」
ロアーヌ伯爵の機嫌が怖過ぎて何も出来ないんですけど僕!

月鍔ギンコperspective

マリアンヌ殿達に連れられて遂にあいなーくに到着したのですが……
「おお……煌びやかですなー!この世界の街と言うのは!」
建物は高いし色も鮮やか。
「ツキツバが言っていたエドもこんな感じか?」
「いや、もっと平べったいです」
その間も、某達を乗せた馬車は街の中心部を抜け、そのまま最も奥の本丸御殿へと向かう。
「これもまた厳かな!」
「そうですか?これでも上流階級の中では小さい方だと思うのですが」
「これで小さい……私には想像も出来ない世界だよ」
セツナ殿のお気持ち、某には解ります。
「あ、でも我が家は数ある伯爵家の中で、1番大きい屋敷を有していると聞いた事がありますわ」
……やはり某には無縁な話だ。
それに、初めて鬼に出遭った村やノノ殿に連れられただんじょんよりも、明らかに血の匂いが少ない。
ノノ殿の話では、この世界
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