第三話 戻ってみるとその十
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「ロン」
「この者達のところにも出て来たのか」
「ロン!?」
「あいつまた何かやったのか」
ゴーオンレッドとゴーオンブラックがロンと聞いて即座に驚きの声をあげた。
「不死身だって聞いたけれどよ」
「今度はこの連中を蘇らせたのかよ」
「ロン?まさか」
ボウケンピンクはその名前を聞いて気付いたように声をあげた。
「幻獣拳のあの」
「そうだね。ゲキレンジャーが戦っていたらしいけれど」
ボウケンブルーもそれに応えて言う。
「それがまた出て来て」
「裏で動いているようですね」
「だとしたら今よりもっと派手なことになりそうだな」
ボウケンブラックが言う。
「聖杯を巡る戦いは」
「そうだな。しかしここは」
「共闘だな」
ボウケンシルバーとゴーオンゴールドがそれぞれ言った。
「ここはだ」
「敵もそう来るな」
「さて、わらわ達でおじゃるが」
ケガレシアは今度はガジャ達に顔を向けてきていた。
「聖杯には何の興味もないでおじゃる」
「では帰ったらどうじゃ?」
ガジャは実に素っ気無く彼女に言葉を返した。
「それでは」
「まあ言うこともないなり」
「どうやらこの連中の敵ぞよ?」
今度はヨゴシュタインとキタネイダスが話をする。キタネイダスはその右手の人差し指をゴーオンジャーとボウケンジャーの面々に向けている。
「それなら我等も協力するぞよ」
「我々の目的はガイアークの理想とするゴミだらけの世界を築き上げること」
ヒラメキメデスも言う。
「その為に復活したのですが」
「さしあたってはこの連中が邪魔でおじゃる」
ケガレシアはまた話した。
「それで共闘するでおじゃるよ」
「聖杯は渡さないわよ」
シズカはこのことは口を尖らせて主張した。
「とりあえずはそれでいいわね」
「だから聖杯はどうでもいいなり」
「御主達でそれを好きに使うといいぞよ」
やはりそれには何の興味も示さない彼等だった。だが彼等が狙うのはそれではなく。ガイアークの理想国家なのであった。
その国家の為にだ。彼等はガジャ達と手を組むというのである。
「それでどうなりか」
「嫌なら別にいいぞよ」
「しかしです」
ヒラメキメデスも彼等に話す。
「これだけ多くの敵がいてはこちらも数で勝負しないといけないと思いますが」
「その通りだな」
リュウオーンが彼のその主張に頷いた。
「それではだ。我々としてもだ」
「そうだな。ここはだ」
「一時とはいえ同盟を結ぼう」
「それでいいかと」
クエスター達もそれでいいとしたのだった。そしてである。
ダークシャドウの面々もだ。月光とシズカがあれこれと話す。
「ここは別に手を結んでもよいな」
「そうですよね。何かあまり頭がよさそうじゃないですけれど」
シズ
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