【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第4章】Vividの補完、および、後日譚。
【第8節】背景設定4: 主要な管理世界の特徴について。
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判別がつくほどです。
(例えば、ユーノは単純な簡易検査で、遺伝子のおよそ四分の一がクレモナ人に由来していることが判明しています。つまり、普通に考えれば、『四人の祖父母たちのうちの誰か一人だけが、クレモナ人だった』ということです。)
【ちなみに、リグロマも同様の検査で「デヴォルザム人とのハーフ」であることが簡単に判明するのですが……このリグロマについては、「キャラ設定5」を御参照ください。】
一方、ミッドチルダ人、ドナリム人、フェディキア人、マグゼレナ人、リベルタ人、オルセア人、ルヴェラ人、号天人、地球人などには、そうした遺伝子上の特徴がほとんど無く、簡易検査だけでその出自を言い当てるのは、ほぼ不可能となっています。
それでは、最後に、それぞれの管理世界の「首都間の時差」についても、ごく簡単にまとめておきましょう。
今からもう1200年ほども昔のことになりますが、ベルカ聖王家の「直轄領」となった十二個の世界のうち、八個の有人世界には、それぞれに惑星統治の拠点として「総督府」が築かれ、聖王家の「直臣」の中から選ばれた八家系の貴族たちが、それぞれの世界の「総督」として(言わば、「聖王の代官」として)そこに赴任し、そのまま土着しました。
利便性を考えれば当然のことですが、それらの総督府は、いずれもベルカ世界の「聖王の都」とほとんど時差が無い土地を選んで築かれています。
そして、それらの世界ではいずれも、現地の住民たちは(やはり、利便性を考えた結果として)「総督府」とあまり時差が無い土地を選んで、新たな首都を築きました。
(ミッドチルダだけは例外で、首都パドマーレは最初から「総督府」とは20分あまりの時差しか無い土地に築かれていたのですが、これは全くの偶然です。)
そんな訳で、最初の四つの管理世界では、もう千年以上も前から、互いの首都の間に大した時差はありませんでした。
〈管1ミッドチルダ〉のパドマーレ(後に、クラナガン)も、〈管2ガウラーデ〉のテスカリグゼも、〈管3ヴァイゼン〉のジェランドールも、〈管4ファストラウム〉のカルナログも、間接的に「ベルカ世界の聖王の都」を共通の基準としていたからです。
しかし、ベルカ世界の滅亡後、〈九世界連合〉の時代になると、状況は少しずつ変わって行きました。
〈管6パルドネア〉の首都アロムディや、〈管7モザヴァディーメ〉の連邦首都パミカローデは、パドマーレやクラナガンなどとは何と10時間以上もの時差があったのですが、この二つの世界は『あえて我が道を行く』ことにしたのです。
一方、〈管5ゼナドリィ〉は、パドマーレとは6時間もの時差がある「千年の都」サグアディエを「古都」と位置づけ、パドマーレやクラナガンとの時差が無い土地に「新都」バクトニエを造営し、遷都しました。
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