暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第4章】Vividの補完、および、後日譚。
 【第8節】背景設定4: 主要な管理世界の特徴について。
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らない世界も沢山(たくさん)あります。
 例えば、〈無2カルナージ〉は、自転軸が6度あまりしか傾いていません。
【コミックス第2巻には『一年を通して温暖』と表現されているので、この作品では、カルナージは『惑星全体規模で、個々の土地においては「季節の変化」があまり無い世界である』という設定にしてみました。】

 さらに、ユーノの生まれ故郷である〈無81ナバルジェス〉では、ほぼ0度。つまり、自転軸が全く傾いていません。
【その代わりに、軌道離心率がだいぶ大きめになっているので、惑星が母恒星(たいよう)から遠ざかった時には、北半球も南半球も同時に冬になり、惑星が母恒星(たいよう)に近づいた時には、北半球も南半球も同時に夏になります。】

 逆に、〈無4ゲボルニィ〉は、ほぼ90度。つまり、今では自転軸が完全に「横倒し」になってしまっています。
【大昔には、この世界にも普通に人間が住んでいたのですが、惑星本体も小柄な上、大型の衛星も無かったので、元々「自転軸の傾き」が安定していない世界でした。
 そのため、今から1400年あまり前に「極めて局所的な」次元震に見舞われた際、いきなり自転軸が横倒しになり、惑星全体規模で、人間が生きてゆくにはあまりにも過酷な環境になってしまったのです。
 そうして、(から)くも生き残った「三千万人たらず」の人々は、一人残らず他の世界へと脱出せざるを得なくなり、結果として、ゲボルニィはほどなく「無人の世界」と化してしまいました。
 その人々は、まず「最寄りの世界」であるファストラウムへと赴き、その半数ほどは、そこからさらにヴァイゼンやゼナドリィに渡ったのだと伝えられています。】


 また、〈外97地球〉や〈管7モザヴァディーメ〉のように『何千年も前から、ほとんどすべての大陸に人間が住んでいた』という世界は、この〈次元世界〉の中では、むしろ珍しい部類に属しています。
 実のところ、人類は大半の世界で「住みやすい環境の大陸」にしか住んでおらず、極端な場合には「最も住みやすい環境の、たった一つの大陸」にしか住んでいません。
 主要な世界の中で言うと、今もそうした状況が続いているのは〈管1ミッドチルダ〉と〈管20ザウクァロス〉ぐらいのものですが、ほんの数百年前までは〈管4ファストラウム〉や〈管15デヴォルザム〉でも、人々は「ただ一つの大陸」にしか住んでいませんでした。
(また、辺境の管理世界で言うと、〈管58アンドゥリンドゥ〉や〈管61スプールス〉などでも、一般の人々は今なお「ただ一つの大陸」にしか居住していません。)


 そこで、次にきちんと考えておかなければならない設定は、やはり「大陸のおおよその配置」と「人々の生活が、それによってどのような影響を受けて来たか」ということでしょう。
 要するに、それ
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