暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第4章】Vividの補完、および、後日譚。
 【第5節】同80年の10月以降の出来事。
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く)いが訪れるだろう』というものでした。


 そして、11月になると、管理局が「戦技披露会」を開催して、聖王教会とのコラボ企画を成功させた後、IMCSでは「都市選抜」が開催されました。
 ミカヤは幻術を封印したまま、これに勝利しましたが、12月の「世界代表戦」では、準決勝で〈管16リベルタ〉の代表サラ・フォリスカルにやや微妙な判定で敗退します。
 サラ(17歳)はそのまま優勝して、「次元世界チャンピオン」になりました。(1回目)

 ミカヤは世界代表戦で3位となり、これを最後にIMCSの選手を引退します。
 また、ハリー(16歳)も、いろいろと思うところはありましたが、今年で引退し、翌81年には陸士訓練校へ進みました。「都市本戦・上位入賞」の実力を評価され、「半年の短期プログラム」で卒業し、81年の秋からは早々と三等陸士になります。
【ちなみに、ウロムリィ(16歳)も一身上の都合により引退し、ミカヤは年が明けるのを待って、20歳でナカジマジムに就職しました。】


 なお、全くの余談ではありますが、この年の11月には、アインハルトとミウラが(あい)()いで初経を迎えました。
(ミッドチルダでは、「13歳」というのはごく平均的な年齢です。)
 二人とも、当初は自分の肉体の変化に少なからず途惑(とまど)いましたが、元より体は鍛えてあったので、それほどヒドい体調不良に陥ることもなく、翌81年も夏には元気にIMCSの地区予選に出場しました。
【以下、他のキャラクターに関しては、この種の話題はすべて省略します。】

【さて、管理世界では、「全く副作用の無い排卵抑制剤」がごく普通に市販されているのですが、初経の直後から(卵巣や子宮がまだ充分には成熟していないうちに)そうした薬物に頼ってしまうと、かえって生殖器官の健全な成熟が阻害されてしまい、『その結果、将来、子供が欲しくなって薬の服用を中止しても、もう自然な妊娠が困難になってしまっている』という事態に陥る可能性があるため、この薬は一般に(お酒と同じ程度の感覚で)未成年者への販売は禁止されています。
 もちろん、専門医からの処方箋があったり、すでに局の魔導師になっていたりすれば、未成年者でもその種の薬は普通に入手が可能なのですが……当局の方針としては『未成年者として社会的に保護されているうちに、「通常レベルの」人生の苦労はひととおり体験しておいてほしい』ということなのでしょう。
 しかしながら、法律上の「性交許可年齢」は15歳であり、二年間のギャップがあるため、どの管理世界においても毎年、15歳ないし16歳のうちに「望まぬ妊娠」をしてしまう少女たちが必ず一定数、存在しています。
 そのため、『性交許可年齢も17歳に引き上げるべきだ』と主張する人々も昔から一部に存在しているの
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