【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第4章】Vividの補完、および、後日譚。
【第4節】新暦80年、9月までの出来事。
[2/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の大切な人たちを笑顔にできる道を選んでいきたい、とか……。実を言えば、私は、そうした気持ちをヴィヴィオさんから教わったんですけどね」
「え? いえ。そんなことは……」
「ありますよ。ヴィヴィオさんが、小さく凝り固まっていた私の世界を拡げてくれたんです。その恩返し、と言うと大袈裟ですが……この先も、もしヴィヴィオさんに何か困ったことがあったら、頼ってください。私は必ず駆けつけますから」
それは、ヴィヴィオとアインハルトにとっては、大人になってからも決して色あせることの無い「色鮮やかな(vividな)青春の日々」でした。
【原作コミックスの内容は、ここまでです。】
なお、年度明けには、ウェンディが「特例措置」でティアナの現場担当補佐官になりました。
一方、ギンガとチンクは陸士108部隊を離れ、まずは「地上本部」所属の捜査官になりました。
また、4月も末になると、スバル(20歳)が運転手役のアルト(21歳)と二人で、不意にナカジマジムを訪れました。
「競技選手のみんなは、今年も5月にはカルナージへ行くと聞いたけど、私もティアナも、今年は同じ時期には行けそうにないから、暇なうちに少し協力しておこうかな、と思ってさ」
スバルはそう言ってリングに上がり、競技選手たちと軽くスパーリングをしました。アインハルトを始めとして、五人とも、リングの上ではスバルと初手合わせでしたが、さすがに戦闘機人にはなかなか歯が立ちません。
そうした練習が終わると、一行はスバルのおごりで「ちょっと良い店」に行き、全員で夕食会を楽しみました。
しかし、スバルの相変わらずの食べっぷりには、みな、呆れてしまいます。
スバル「いやいや。エリオだって、これぐらいは食べるよ?」
アルト「エリオはまだ15歳で体が成長期だから! 一緒にしちゃダメだよ!(笑)」
ミウラ「……ボクも一杯食べて、もう少し成長しようかなあ……。(動揺)」
ヴィヴィオ「いや。多分、下手に真似はしない方が良いと思いますよ。(迫真)」
それでも、ミウラ(13歳)の体は、この年の末頃から皆が驚くほどの急成長を始めました。それまでは、学校のクラスの中でも小柄な方だったのに、全く不自然なまでの急成長ぶりです。
しかし、その「理由」が解るのは、もう少しだけ先のことでした。
ちなみに、新暦80年(西暦2016年)の5月には、地球のドイツで、月村忍(33歳)が第三子(次女)の霧香を出産しました。
そして、5月の下旬、ヴィヴィオたちは再びカルナージでの合同訓練に臨みました。6月の修学旅行を前にして、今年もまた3泊4日の日程です。
ナカジマジムからは、ノーヴェ、アインハルト、ミウラ、ヴィヴィオ、コロナ、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ