第三話 戻ってみるとその七
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「聖杯は何があっても渡しはしない」
「その通りよ!」
黒いジャケットの男と黄色のジャケットの美少女がきっとした顔で言う。その美少女のミニスカートからの脚が眩しい。
「あれはモンサルヴァートに永遠に置かれるべきもの」
「だからあんた達はあれを手に入れたら駄目なのよ」
「僕達は今回はプレシャスを手に入れない」
「それは言っておく」
今度は青いジャケットの男と銀色のジャケットの男である。
「あれを守る為に」
「俺達は戦う」
「皆いいな」
「はい、チーフ」
赤いジャケットの男の言葉にピンクのジャケットの美女が応える。彼女もミニスカートでその脚も実に美しいものである。
「アタック!」
「了解です!」
男のその指を鳴らす音と言葉に応えるのだった。その六人が出て来たのである。
二人の美女に負けない脚線美を自分のミニスカートから見せている早輝がだ。ここでその彼等に対して尋ねるのだった。
「貴方達は一体誰なんですか?」
「ボウケンジャー」
赤いジャケットの男が答えた。
「それが俺達だ」
「ああ、さっきから名前が出ている」
「その人達なんだ」
連と範人はそれを聞いて頷いた。
「ここで登場っすか」
「何か急に出て来たけれど」
「そういうあんた達は何者なんだ?」
黒いジャケットの男がゴーオンジャーの面々にいぶかしむ顔で尋ねた。
「何か俺達に似ているけれどな」
「ボウケンジャーの追っかけ?」
黄色いジャケットの美少女はこんなことを言ってきた。
「私達もそんな人達が出て来る位人気になったのね」
「いや、違うみたいだよ」
青いジャケットの男が彼女のその言葉を否定した。
「どうやらね」
「そうだな。この連中は見たところ」
銀色のジャケットの男が腕を組みながら言う。
「同業者でもないが近いみたいだな」
「貴方達はどの組織の所属ですか?」
ピンクのジャケットの美女が彼等に問う。
「宇宙警察かスクラッチ社の人達でしょうか」
「スクラッチ社っていったら」
範人が今のさくらの言葉を聞いて述べた。
「あれかな。ゲキレンジャーの」
「あれっ、知ってるんだ」
美少女が今の彼の言葉を聞いてすぐに反応してきた。
「ゲキレンジャーの人達」
「知ってるも何もだ」
「そうだな」
大翔と軍平がここで言い合う。
「かつて共に戦った」
「だからよく知っている」
「そうだったんだ。じゃあ君達も」
「俺達と同じか」
青いジャケットの男と黒いジャケットの男が言ってきた。
「戦う戦士なんだな」
「俺達は元々はトレジャーハンターだけれどな」
「トレジャーハンターって?」
「宝物を集める人達のことっす」
早輝に連が話す。
「そういう人達なんだ」
「そうっす。所謂冒険者っすね」
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