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ハッピークローバー
第百六話 浮気者その五

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「女の子としてはね」
「言語道断とね」
「女の人を何と思っているのか」
「もうね」
「そうしたお話になるわね」
「そうよね」
 それこそというのだ。
「相手は一人」
「絶対にね」
「浮気する男の人は最低」
「堂々と愛人さんいてお子さんも作ってとか」
「さらに最低ね」
「最低の中の最低ね、はっきり言って」
 留奈は一呼吸置いてから言った。
「屑ね」
「一言で言うとね」
「許してはいけない」
「離婚して慰謝料思いきり貰わないとね」
 かな恵も真顔で言った。
「そんな人は」
「そうしないとね」
「浮気してるとかわかった時点で」 
 それでというのだ。
「そうしないとね」
「しかもそこにね」
 理虹はさらに言った。
「暴力とか浪費ってなると」
「さらに最低よね」
「全部揃ってる人もね」
「いるからね」
 世の中にはだ。
「中にはね
「奥さんやお子さんに暴力振るう」
「浮気もして」
「しかもお酒にギャンブル」
「最低な人っているのよね」
 かな恵も言った。
「文字通りの最低な屑としか言う他ない」
「そんな人もいるのよね」
「浮気も最低だけれど」
 それでもというのだ。
「全部揃ってる人もね」
「いるのよね」
「中には全部ないけれど」
 こうした諸要素がだ。
「同じレベルで駄目な人もね」
「いるわよね」
「最低な人は」 
 それこそというのだ。
「色々なタイプがあるってことね」
「ええ、けれど本当に浮気は」 
 かな恵はまたこの行為の話をした。
「最低とかしかね」
「言い様がないわね」
「昔はそれがよかったって」
 それはというのだ。
「かなりね」
「今の私達からしたらね」
「どうもね、やっぱりよ」
 理虹はきっぱりと言い切った。
「女の子にしてもね」
「浮気しないでね」
「一筋じゃないと」
「そうよね」
「最悪刺されるわよ」
 こうもだ、理虹は言った。
「浮気したら」
「そんなお話もあるしね」
「でしょ?所謂痴話喧嘩のもつれで」
 それでというのだ。
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