暁 〜小説投稿サイト〜
ハッピークローバー
第百六話 浮気者その四

[8]前話 [2]次話
「それでいてね」
「浮気して」
「神様に誓うとか言って」
「浮気していない許してくれってね」
「手紙書いてるのよね」
「浮気された人が怒って」
「何かよくあるお話みたいで」
 一華はどうかという顔で述べた。
「他の国にはあまりね」
「ないわよね」
「ちょっとね、それで同性愛でもね」
「浮気あるのね」
「あれね、男女も相手は一人で」
 富美子も考える顔で話した。
「それでね」
「そのうえでよね」
「同性愛もね」
「相手は一人ね」
「そうでないとね」
「駄目ね」
「ハーレムってね」
 富美子は創作でよくある話をした。
「実際はね」
「ないわね」
「あの、八条家の」
 富美子は自分達が通っている学園を経営している世界的な企業グループの経営家の話もした。言うまでもなくかなりの資産家である。
「止さん」
「普通科の二年生の人のお父さんの」
「あの人は壮絶な位の女好きで」
「お医者さんとしての腕はよくても」
 それでもというのだ。
「桁外れの女好きで」
「それでよね」
「もう世界中で浮名流していて」
「色々言われてるわね」
「今はイタリアにおられるそうだけれど」  
 日本におらずというのだ。
「そちらでもね」
「遊んでばかりらしいわね」
「お医者さんの腕は確かでも」
「それでもね」
 これがというのだ。
「物凄い遊び人で」
「飲む食べる女性で」
「それでね」
 そうした生活でというのだ。
「浮気三昧」
「凄いらしいわね」
「そんな人だけれど」
「例外中の例外よね」
「奥さんがいいって言ってるから通ってるらしいけれど」
「何でも人妻さんや彼氏さんいる人はわかって」
 相手が隠していてもというのだ。
「伊藤博文さんみたいにね」
「手垢のついていない人とお付き合いするらしいけれど」
「伊藤博文さんって」
「物凄い女好きでね」
 富美子はこの人物の話もした、政治家として優秀なだけでなくその人柄やそうした話も実に面白い痛快な人物だった。
「それでいてそうした気配りも出来る」
「そうした人で」
「その人みたいに」
「遊んでるらしいけれど」
「そんな人は例外中の例外で」
「そうはね」
「ないから」
 それこそとかな恵美に話した。
「考えとしてね」
「置いておくべきね」
「そう、さもないと」
 それこそというのだ。
「間違えるわ」
「そうよね」
「昔は愛人さんとかお妾さんいいのは」
 留奈はむすっとして言った。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ