第二章
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「けれどな」
「それは心配だな」
「男ばかりでむさ苦しい気持ち味わってないか」
「そうじゃないかってか」
「心配なんだな」
「ああ、一度連絡取ってみるか」
どうかとだ、こう話してだった。
実際に連絡をしようとしたその時にだった、その日食堂で彼女の豊吉姫中国出身で胸が大きく胸までのふわりとした黒髪に穏やかな丸めの顔に一六〇程の背の彼女と一緒に昼食を食べようとしていると。
向かい側に北海が来た、見れば褐色の肌に黒い目と厚めの唇に縮れた長い黒髪に一七〇近い背の見事なスタイルの少女が隣にいる。四人共それぞれ制服が違い青森は黒のブレザーとグレーのズボンに赤ネクタイに白ブラウスだ、北海は赤のt詰襟で豊はスカーフが青のセーラー服でアフリカ系の少女は黄色のブレザーと赤のリボンに赤のブラウスそして黒のスカートだ。女の子達のスカートはかなり短い。
その北海がカツ丼を持って来て前に来たのを見てだ、青森はハンバーグ定食自分が注文して買ったそれを前にして言った。
「お前隣にいる娘は」
「イザベラ=マルティネスっていうんだ」
北海は笑って話した。
「ブラジルの娘でな」
「彼女さんか」
「同じクラスでな」
北海は笑って話した。
「付き合うことになったんだよ」
「そうなんだな」
青森はその娘の前にあるきつねうどんを見つつ応えた。
「彼女さん出来てよかったな」
「ああ、本当にな」
「というかな」
北海は笑って話した。
「農業科女の子の方がな」
「多いんだな」
「林業科は男ばかりでもな」
それでもというのだ。
「殆どの科はな」
「女の子の方が多いんだな」
「あれっ、知らなかったの?」
ここまで黙っていた豊が言って来た、彼女の前にはお好み焼き定食がある。
「農業科って女の子の方が多いんだよ」
「そうなんだな」
「商業科と同じ位ね」
「そうだったんだな」
「いや、実際に多くて」
北海は笑って話した。
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