第三章
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「去っていてるよ」
「組織としてかなりまずいな」
「それでも上はそのままだよ」
「腐ったままか」
「碌でもないことばかりしてるさ」
その幹部達がというのだ。
「雉に書いた通りさ」
「金にセクハラモラハラパワハラか」
「極左の運動ばかりしてな」
「碌でもない国から金も貰ってか」
「あのミサイルばかり撃つ世襲の独裁国家からな、しかしな」
ここでだった、平は。
カマンベールチーズフライを食べてだ、それから苦い顔で言った。
「幾ら何でも屑ばかりい過ぎるだろ」
「組合の幹部連中にか」
「もう屑しかいないって言っていい位な」
そこまでというのだ。
「酷いんだよ、何でそこまで集まるかっていう位な」
「ああ、それは当然だろ」
仲間は自分のつまみである鶏のから揚げを食べつつ応えた。
「類は友を呼ぶだよ」
「そういうことか」
「ああ、似た様な連中でな」
「人は集まるか」
「花には蝶々が寄るだろ」
仲間はこうも言った。
「そして汚物にはな」
「蠅がたかるか」
「それでだよ」
そうしたものだからだというのだ。
「お前が記事にした組合もな」
「屑がいてか」
「そこにな」
さらにというのだ。
「屑が集まるんだよ」
「そういうことか」
「だからあの組合もな」
「屑がいてか」
「そこに屑が集まってな」
そうなってというのだ。
「ああなったんだよ」
「そういうことか」
「そうさ、それでそうした場所はな」
よからぬ者が集まったそこはというのだ。
「自浄能力なんてないだろ」
「ある筈ないだろ」
平は仲間に即座に答えた。
「そんなの」
「もう屑しかいなくてだな」
「そんなものは欠片もなかったよ」
「そうだな、それでどんどん腐るさ」
「どうにもならないな」
「汚物は腐り果てたらもう汚物ですらなくなって」
そしてというのだ。
「蠅すらな」
「寄らなくなるか」
「そうなるからな、さらに見ていったらいいさ」
「そうか、じゃああの組合もっと見ていくな」
「そうしてみろ、絶対に凄いことになるぞ」
「ああ、そうしていくな」
平は約束した、そしてその組合の調査を続け記事を書いていった。すぐに組合から抗議が来たが彼は受けて立ちつつ記事を書いていった、すると。
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