第三話 戻ってみるとその二
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「だかららんるちゃんと幸せになれない」
「っていうかあんた相変わらず目立つな」
蒔人はそのヤツデンワニに対して言った。
「それで会長だしな」
「会長ってこれがか!?」
千明は今の彼の言葉に唖然とした顔になった。
「これがまさか」
「はい、恐竜屋の会長です」
凌駕がその通りだと彼に話した。
「それで社長は」
「私です」
今度は介さんが名乗ってきた。
「私が社長です」
「そうなんですか」
「それはまた」
シンケンジャーの面々はそれを聞いてさらに驚いた。
「それにしても会長が怪獣で社長が人間って」
「物凄い組み合わせだな」
ほのかと源太も唖然となっている。
「しかしそれにしても」
「それにしても?」
麗が宝児の言葉に問うた。
「どうしたんですか?」
「いや、俺達はその外道衆、アリエナイザーと戦うことになった」
そのことを言うのだった。
「それでアバレンジャーのあんた達がまた集まっているということは」
「はい、その通りです」
アスカが彼に答える。アスカは立っていて宝児は座敷の部屋の縁のところに座っている。そこからそれぞれ話をしているのである。
「デズモゾーリャがまた出て来ました」
「多分三兄弟と同じ理由で出て来たんだろうね」
仙一はそう予想を立てた。
「誰かが蘇らせてね」
「それに暗黒七本槍も出て来たし」
七海が言った。
「覚えてるわよね、フラビージョ」
「はい、あの時に出て来た」
鉄幹が彼女の言葉に応える。
「あの宇宙忍者の」
「あいつまだ生きていたんですか」
「ああいう奴はしぶといのよ」
七海は口を尖らせて述べた。
「こっちも驚いてるけれどね」
「しかし七本槍全員生き残ってるなんてな」
「それは予想外だったけれどな」
庸介と吼太は苦い顔で言葉を出した。
「どうやって生き残っていたか知らないけれどな」
「生きていることは事実だしな」
「しかも彼等だけではなくですか」
アスカも深刻な顔で呟いた。
「あの三兄弟も」
「そうだな。これは派手な戦いになるな」
宝児もアスカと同じ表情である。
「敵の数は多い」
「けれどこっちの数も多いわよ」
「そうね」
小梅と茉莉花は自分達のことを話した。
「それはね」
「だから条件は同じよ」
「だとすればだ」
流ノ介は目を鋭くさせて述べた。
「我々は手を携え合ってそのうえで外道衆に向かうべきだな」
「答えはそれしかありませんね」
ヒカルは彼の今の言葉に頷いた。
「やはり」
「それではだ」
丈瑠もここで話をまとめた。
「全員で戦う。いいな」
「ああ、わかったぜ」
「それでね」
千明と茉子はそれでいいとした。
「二人でね」
「それで」
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