第七十八話 教会長さんその五
[8]前話 [2]次話
「自分に返ってくるから」
「それは言われますね」
「因果応報って言うわね」
「はい」
私もこの言葉は知っていて頷くことが出来ました。
「そうですよね」
「そうも言われるし」
「新一君に言われてもですか」
「当然のことと思ってるわ」
「そうですか」
「確かに辛いけれど」
「新一君って執念深いですしね」
そして自分で言ってる通り陰湿です。
「先輩の所属の大教会の子にも言ってるらしいですから」
「そうみたいね、聞いてるわ」
「高井先輩や佐野先輩のことも」
お二人のそれぞれの大教会の子にもです、それもわざわざ調べ上げてそのうえで言うのですから悪質です。
「あることないこと」
「ちっちはそれを止めてるのね」
「その度に叱っています」
そうしたと聞く度にです。
「ですが中々です」
「止めないみたいね」
「嫌いな相手を嫌い過ぎますからあの子」
これまた自分で言っている通りです。
「全否定で」
「私の何もかもが嫌いなのね」
「そうなんですよ」
このことがよくわかります。
「彼他にも嫌いな相手のこと通報したりしてるみたいですね」
「警察に?」
「何でも日頃の行いがとんでもなく悪い奴だから」
それでというのです。
「犯罪しててもおかしくなくて」
「若ししていたらなの」
「警察に捕まって前科つくからって」
それで人生終わりだからというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ