第三百二十四話 極寒の自然の中でその十四
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「私としては、つまりです」
「周りのどの勢力ともですね」
「衝突したくない」
「では勢力拡大も」
「それも」
「出来ないです」
エリカはこの現実を述べた。
「これ以上は」
「ではこのままです」
「一つの勢力としてですか」
「ことを進めていかれますか」
「そうするしかないかも。そやけど一人では」
星の者がとだ、エリカは難しい顔で述べた。
「出来ることには限界があります」
「星の方でもですね」
「それにはですね」
「どうしても」
「そうです、勢力だけで見ましても」
それでもというのだ。
「アラスカ州だけでは」
「はい、確かにです」
「出来ることに限度があります」
「この極北の州だけでは」
「どうしても」
「そやから今以上大きくなりたいですが」
それでもというのだ。
「そうなることはです」
「難しいですね」
「今の我々は」
「左様ですね」
「そうです、どうしたものか」
エリカはこれからのことを考えると難しい顔になるしかなかった、だがそんな彼女のところにだった。
トウェインからの使者が来て彼の考えを話した、すると。
エリカは真剣に考える顔になってだ、使者に答えた。
「その申し出受けます」
「そうしてくれますか」
「トウェインさんに伝えて下さい」
その彼にというのだ。
「是非共」
「それでは」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
「お話をしてそれから」
「そのうえで、ですか」
「決めさせてもらいます」
こう使者に告げた。
「そのことをです」
「トウェイン様にですね」
「お伝え下さい」
「わかりました」
使者もそれではと答えてだった。
一旦ロサンゼルストウェインの本拠地であるその街に帰った。エリカはその使者を見送るとだった。
マスターと市長にだ、こう言った。
「これで話が決まれば」
「それでいいですね」
「トウェイン様と共にやっていけれれば」
「はい、太平洋を通じてです」
この大海をというのだ。
「あちらとつながって」
「そしてですね」
「そのうえで、ですね」
「ことを進められれば」
「それでよし」
「左様ですね」
「そうです」
まさにというのだ。
「この度は」
「ではですね」
「トウェイン様それにヘミングウェー様とですね」
「会います」
確かな声で言い切った。
「近いうちに、ただ」
「若し会談が失敗すれば」
「お話がまとまらなければ」
「その時はトウェイン様は戦を選びます」
彼はというのだ。
「私達もあの人とです」
「戦うことになりますか」
「神星のあの方と」
「負けると思います」
そうなった時はというのだ。
「ほんまに」
「勢力も大きいですし」
「兵力の差はかな
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ