第三百二十四話 極寒の自然の中でその十
[8]前話 [2]次話
「食べられます」
「そうですね」
「肝臓とは違って」
それでというのだ。
「寄生虫はいても」
「それでもですね」
「火を通すかすれば」
「食べてええですね」
「そうです」
「実はです」
マスターがここで言ってきた。
「シェフの人が」
「その掌をですか」
「今調理中でして」
それでというのだ。
「お楽しみ下さい」
「ほな」
「中華料理で」
「調理中ですか」
「そうです」
「やはり熊の掌になりますと」
エリカは今は肩の部分のステーキを食べつつ話した。
「中華料理ですね」
「そうですね」
「はい、実ははじめてです」
「熊の掌を食べるのは」
「そうです」
こう言うのだった。
「起きた世界でもなくて」
「熊そしてホッキョクグマ自体をですね」
「今はじめて食べてますし」
それでというのだ。
「掌もです」
「同じですね」
「そうです」
こう言うのだった。
「そやから楽しみです」
「これから食べることが」
「そうです」
「ではですね」
「楽しみにしています、あとです」
今度はサラダを食べて言った。
「このサラダはハウス栽培でお野菜を作って」
「それで、です」
「そのお野菜を用いてます」
「そうですね、ハウス栽培もです」
この農業もというのだ。
「大々的にです」
「行っていきますね」
「そうしますね」
「また比較的温暖な浮島でも」
そちらでもというのだ。
「農業をです」
「行いますね」
「そうしていきますね」
「そうします、麦を作れずとも」
あまりにも気候が寒冷でというのだ。
「ジャガイモもありますし」
「そうした作物を栽培して」
「そしてですね」
「出来る限り多くです」
「農作物も作っていく」
「そうしますか」
「寒冷なら寒冷で」
気候がというのだ。
「やり方がありますので」
「だからですね」
「農業も発展させていきますね」
「そしてこうした獣の肉も」
ホッキョクグマのステーキを食べながら言った。
「モンスターもですが」
「食べていく」
「そうしますね」
「何でもです」
食べられるものはというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ