暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
7-3
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 私は、放課後、体操着にラグビーボールを持って、紳おじちゃんはスパイクも買ってきてくれたのだ。最初、どうしょうかと思ったけど、サッカーをやっているグラウンドの端っこで、とりあえず、ボールを蹴ってみた。うまく足に当たらないけど、だんだんと・・。そして、それを追っかけたりしていると

「お前 そこで 何やってんねん」

 あっ 前に見たことある 確か 重光 とか

「何ってー ボール 蹴ってるんや!」

「ボールって それ ラグビーのボールやろ?」

「そうやー それがぁー?」

「うん 端っこで 変なことやってる女の子が居るってー みゅうみゅんだったのか 帯士もあそこに居るぞー」

「そう まぁ サッカーやってるんやからなー あんたも はよー 練習しといでぇーな」

「ふぅ〜ん 変な奴やなー」

 何だか、ひとりでも汗をかいて、手洗い場で足とか拭いていたら

「みゅうみゅん 何 やってんだよー」 たっ君だ。

「たっ君 みゅうみゅんは 練習してたの」

「練習って ひとりでか? それもラグビーのボール?」

「そーだよ みゅうみゅんはラグビー始めます」

「ラグビーって そんなこと 一言も言ってなかったヤン」

「まぁね 言いそびれたーカナ」

「みゅうみゅんなぁー そんなこと・・・ それに、ラグビーって なんやねん」

「うん かっこう ええからやってみたいんやー」

「それにしても 一人でかぁー」

「そのうち 増えるってー まぁまぁ 見とってー」 

 そして、次の日も私ひとりで・・・出来るだけサッカーには邪魔にならないようにしていたつもりだったんだけど、サッカーの顧問をしてるらしい先生が、寄って来て

「そこの君! あのなー 危ないんだよー」

「はぁー 気を付けてますから 大丈夫 平気」

「平気じゃあない! だいたいやなー クラブ活動以外に 生徒がグラウンドをこうやって使うのは許可が要るんだよ 許可取ってるの?」

「へっ そんなの要るの? 知らんかった ごめんなさい 許可って 誰にもらうん?」

「まぁ 担任を通して 事務室とか校長とか・・」

「へぇー はっきり 決まって無いんやー そしたら、先生じゃぁ あかんの?」

「えっ なんでーゃ そもそも どうして そんなことやってるんや?」

「うん みゅうみゅんは ラグビーやりたいの! だけど、今は ひとりなんやー 誰かに教えて欲しいんやけどなー 先生はぁー?」 

「いや 僕は・・出来ない サッカーしか ・・・ でも、美術の紅林《くればやし》先生は 確か 大学の時も・・ いや 知らん 知らん それよりもー こんなとこでは 危ないんだヨ 部員達も気が散るしー」

「わかったぁー 
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ