第四十五話 歌劇の世界からその十一
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」
「そうせよ、それとだ」
意休はここで笑った、そのうえで一行に話した。
「先に進むが」
「それでもですか」
「よいな」
こう言うのだった。
「宿屋では蕎麦を食え」
「お蕎麦ですか」
「あの宿屋では蕎麦が美味いからな」
だからだというのだ。
「ざるそばを食うのだ」
「そうしてですか」
「酒も飲め、いいな」
「神霊さん達がそう言うなら」
「うむ、ではな」
「食ってきます」
アレンカールも約束した、そしてだった。
一行は下の階段で身体を清めた後でざるそばを食べた、するとその蕎麦は確かに美味く彼等も満足したのだった。
第四十五話 完
2023・10・8
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