第百五話 秋のイベントその十
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「生えるのよ」
「うっすらでもか」
「それは差はあっても」
「黄色人種でもだよな」
「アジア系でもね」
この人種でもというのだ。
「やっぱりね」
「脛毛とか腋毛生えてか」
「その処理はね」
それはというのだ。
「ちゃんとしないと駄目なのよ」
「姉ちゃんもか」
「お母さんだってそうしてるだろ」
「母ちゃんなんてな」
自分達の母の話を聞くとだ、明男は嫌そうに話した。
「顔にパックしてな」
「ヨガとかしてね」
「凄いことしてるよな」
「ああしたこともよ」
「女の子ってするのかよ」
「皆それぞれね」
それこそというのだ。
「そうしたことしてね」
「身体整えてるのかよ」
「何もしないでね」
それでというのだ。
「奇麗になることはね」
「ないんだな」
「アイドルの娘腋毛ないでしょ」
「剃ってるんだな」
「中には永久脱毛までしてるわよ」
そこまでというのだ。
「腋とか脛とかね」
「そうしてるんだな」
「お髭もね」
「そうなんだな」
「それで私が剃ってるの見て」
「脱毛クリームも塗ってるな」
「最近そっちにしてるの」
剃るのではなくだ。
「剃るとがりっていっちゃうから」
「そうなる時あるからか」
「だからね、ただ剃るとね」
かな恵はこの行為についてさらに話した。
「寒いから」
「毛がなくなろか」
「これがね」
「そうなんだな」
「何で白人の子が毛深いか」
「欧州が寒いからだよな」
「パリだって宗谷岬より北にあるから」
緯度から見てのことだ。
「かなりね」
「寒いんだな」
「だから欧州から来た子皆言うでしょ」
「日本暖かいってな」
「神戸だってね」
この街にしてもというのだ、自分達の学校がある。
「欧州の子達から見ればね」
「冬でもだよな」
「暖かいのよ」
「そうだよな」
「そこまでね」
それこそというのだ。
「あっちは寒いから」
「毛深くなるんだな」
「そうした意味もあるのよ」
「そうなんだな」
「織田信長さんなんか毛薄い感じだけれど」
彼の肖像画を見てのことだ。
「体毛がね」
「ああ、そうだな」
明男もそれはと応えた、彼も織田信長の肖像画豊臣秀吉が彼の葬儀の時に描かせたそれは知っているので頷いて応えた。
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