第6話:ノノ、ダンジョンと踏破するが……
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私は私が見たウンコセインを思い出していた。
「やぁ、『白ノ牙』なんだけど、割の良い仕事とかないかな?」
「良いんだぞ勇者を頼っても」
「僕は神に選ばれた勇者セインだ」
で、私の口から出る言葉は、やっぱりといったところだ。
「いや……私は……信用していない!」
「セツナ殿は、とことんノノ殿の逆を言うのですな」
ツキツバは呆れた様に言うが、諄い様だがこれがウンコセインに対する私の考えだ。
「それに、ノノって子、あのウンコセインに直接出遭った事はあるのか?」
「その事については何も聞いておりませんが、少なくとも、某はセイン殿とは御逢いしておりませぬ」
我ながら本当に諄い様だが、私はあえて貯める様な事を言う。
「なら、実際に遭ってから改めて判断してくれ。ノノをウンコセインに預けるか否か」
ツキツバは少し考えたが、ふと何かを思い出したかの様に言った。
「でも、セイン殿はどの道ノノ殿を頼らざるおえない身です」
「何でそんな……」
あー!
レベル上限40倍!
経験値倍加!
「ツキツバ!ツキツバ!絶対に言うなよ!『ノノなら、レベル上限が物凄く少なくてもウンコセインの役に立てる』だけは」
が、ツキツバの返答は冷たい。
「それはどうでしょう?たとえ某やセツナ殿が口を噤んでも、ノノ殿自身やセイン殿が気付けは、セイン殿は某達の望み云々関わらずにノノ殿を頼る事になりましょう」
「駄目だ!それだけは―――」
「それに……だんじょんの方もいよいよ大詰めの様です」
ツキツバの目線に目をやると、部屋の中央にはぼんやりと青く光るクリスタルが浮いていて、僅かだが回転している様に見えた。
え?
あれ?
私はさっき、
ゴブリンライダー。
レスラーオーク。
レイス。
ミノタウロス。
を見た筈だ。
もしかして、レベル300ってそんなに凄い事だった……
あー!
私のレベルが200になってる!
ノノ・メイタperspective
僕は……このダンジョンでの本来の目的を果たす前に、ダンジョン踏破の証である核石に到達してしまった。
収納数100のマジックストレージなどのレアアイテムは手に入れた……
収納数100のマジックストレージなんか、世界中の行商人達が一斉に殺し合いを始める程のレアアイテムだけど……
でも……
「もう終わったって言わないでぇーーーーー!」
ま、まあ、ツキツバさんは確かにレベル300だし、セツナさんもレベル200になった……よほどのレアモンスターじゃないとお話にならないのだろう……
けどなぁ!僕はまだレベル3なんだよ!まだレベル3のクセにレベル上限達成者だぞ!
ぼ……僕のお荷物感が……半端ない……
とここで、セツナさんから提案があるらしく、
「ノノ、君が核
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